恋×2(完結)


[14]終結宣言?






「あ〜…ヤベ…」
「どうしたの?」


ソファにつっぷした青木が、俺にけだるい視線を投げかける。
その視線は、とんでもないものを捕らえたに違いない。

青木の大きな目が、さらに大きく見開かれる。


「な…」

言葉さえも失った青木は、何度も瞬きを繰り返した…。




魅力的な背中と扇情的な下半身を、俺に見せ付けたまま…


「も、無理だからね?」



最後通告のように突きつけられた言葉に、俺は無言でうなずいた。
そして、節操皆無の下半身を無理やりズボンに収めて、俺はニヤリと笑ってやった。

「青木、今日は良く寝ろよ?」
「え?うん」

「明日は、倒れても止めてやれねーぞ?」
「ばか…」



「んなこと言ってると、今、ココで、やるぞ?」


「…明日のテスト…知らないわよ…」


不覚にも、呆れ顔で呟いた青木に、俺は何も言い返せなかった…










テストがどうなったのかって?


いいわけねぇーだろ!




ま、いつものことだけど…


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