恋×2(完結)


[11]×2−4


「…すげえな。めちゃくちゃ濡れてるぞ?」
「……っばか…」
「スカート、自分でしっかり持ってろよ?」

羞恥で赤く色づいた顔を、背けるように横を向くと、青木は両手でスカートを握り締めて持ち上げた。
恥ずかしそうに振舞うそのしぐさが、余計に俺の欲情を煽る。

「本当にやるんだ。期待してたんだな?」
「…っな……っぁ…あっ」

潤んだ目で俺を睨みつける青木を無視して、小ぶりなヒップを両手で支えるように持つ。スリットに舌を伸ばすと、そこは十分に潤って、俺の舌を易々と受け入れた。

「あぁ…、…んっ、っあ、ぁん」

柔らかなタッチでくすぐるように舐めてやると、途端に溢れてくる愛液。
それを舌で掬い取って、まだ隠れている花芯に塗りつける。

「ひゃぁあん!…っや。やぁあ!ぁぁああああ!」

―じゅるり―
激しい水音を立てながら、塗りつけた愛液ごと花芯を吸い上げる。

高い嬌声と、痙攣が青木の絶頂を知らせる。


「イった?…感じやすいんだな、青木」



俺の手で、舌で、悶える青木が目の前にいる。
目の前で、ほのかに紅く染まった肌を晒し、欲情した目で俺を見る…。

たまらなく、嬉しい。
たまらなく、興奮する…


なのに…
それなのに、俺の中でどす黒い感情が渦を巻く。


お前、ナンデ…
そんなに、敏感なんだよ…


開発か?
あの、バ彼氏の開発の結果かよ…


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