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[01]馬鹿じゃないの



「間接キスとか熱いねえ…」


「………」


「なに お前ら付き合ってたわけ？」


「別にそういう訳じゃな…「じゃあ何それ。」」


「二人で一つのジュース？まじキモいんだよ」


「これは……」


「おい、有岡 ちょっと面かせよ」


「は？」


「苗字はそこで鞄と一緒に待ってな」



先輩先輩とその取り巻きが有岡さんを囲むようにして歩いていく。


「………」


ウチは未だに状況が掴めていなくて、


だけどこのままじゃ駄目だ って思って。



「ちょっと、待ってよ」




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