第〇1章


[02]4人の王子、1人の姫


昨日、転校してきた王子様たちから
ゲームしようって言われノったんだけど・・・


あの・・・どうして
朝まで一緒に登校なのーーーーーー!!!!!!????









∀4人の王子、1人の姫







「ねえ、あのさあ」
司「ん?なに?」
「なんで朝も一緒に登校なわけ?」


これじゃああたし、女子の敵、確実だよー><。



凪「言わなかったか?ゲーム開始って」

翼「もう昨日からゲームは始まってんだよ なーずなちゃん♪」
といい、肩に手をまわす。

「やめぃっ」

べしっ

翼「ってえ」
仁「自業自得だな 翼」
翼「うるせえ」



ああだこうだ言ってるうちにクラスについた。
この4人に囲まれてたから気付かなかったけど
きっと、女子たちに睨まれてたよね…

琴「なずな!おっはよー王子たちもおはよー
見たよー朝から一緒に登校してたところー」

「え…」
琴「なずな、羨ましい♪」

あれ?琴、なんも思わないのかな…?

翼「なずなちゃんは俺らの姫だから・・・」



「「「「いやがらせとかすんなよ?」」」」

琴「あはは、しないよーなずなはあたしの友達だもーん」



琴・・・




というふうに時間は経っていった。

そしてお昼。。。

仁「腹減ったー」
凪「食堂いくか?」
翼「それ、賛成ー」
司「滝川さんもどう?」

「食堂じゃなくて屋上行かない?」


「「「「え?」」」」



今日は早起きしてみんなの分の弁当作ってきたんだよね
きっと王子様方は弁当なんて持ってないだろうから。

ゲームするからには勝ちたいし♪




△屋上▽






「んーやっぱ屋上気持ちいい〜」
司「ここが、屋上?」
「そうだよ、いいとこでしょ」
凪「風がきもちいい」
翼「なあ、あのあたりでいんじゃね?
ちょうど座るとこあるしー」

仁「こんなとこ、はじめてきた…」

「ジャッジャーン♪お弁当〜」




「「「「・・・・・・」」」」



あ、れ?




仁「滝川さん、お弁当ってなに?」





「…おかずやご飯とかデザートとか入れて
学校とか遠足とかに持っていく箱のことだよ
えっと、これがお弁当」

そういい、みんなの前に弁当を配っていく。

みんな、興味津々に弁当箱を凝視してる。

司「・・・滝川さん、この黄色いかたまりなに?」

「たまご焼き」

翼「食べれんの・・・?」

「・・・あのねぇ、食べれない物なんて持ってこないわよ!!
口からモノ言う前に食べてみてよっ」

といいあたしはたまご焼きをとり翼くんの口へと放り込んだ。


翼「!?  うおっ!?」

他の王子様もおずおずと口に運んでいた。

「「「「おいしい」」」」


そう、口をそろえ言った後、ガツガツと食べ始めた。



みんな、子供みたいだな笑



?「いい?滝川 なずなだけでいいんだからね?」
?「わーってるっつの、あのコかわいいからもえるわ」
?「許さない、王子を独り占めだなんてッッ」






このときのあたしは黒い影が近づいていることに気付きもしなかった。








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