第零.六章


[01]黒猫の赤いリボンと月の光と未来の光


裏声が出るくらい、
好きと言ってみたけど。

君の背中に阻まれる。

美しい声でよんでみたけど。
君のココロの雑音が
邪魔をするんだ。




猫が朝から泣いている。
尻尾の先には赤いリボンが、

赤いリボンが

赤いリボンが



ひらりと宙に舞った。



今、月をも越えて跳んで行け。

此所から、消えていなくなれ。

黒い目も、光るその先に、

どんな未来が見えるの?


[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[←戻る]




Copyright(C)2007- PROJECT ZERO co.,ltd. All Rights Reserved.