dream1


[03]耳打ち


「チャーンチャチャーン」

学校のチャイムが
響く。
「ガラガラ、ガチャ」
「おはよ〜みんな」
いつもと変わらない
セリフを言う。
「お前は
はよ席着かんかい!」うちの先生だ。
名前は
お手洗い・・・

じぁ無くて、
茶都手洗だ。

『バシッ!』

朝から豪快な
一撃だった。

「痛っ!、先生!あほんなるけんやめてだぁ!」

「もうアホやろ(笑)」
そんな
会話を交わすうちに、ある事件が起こった、
「先生、三島クンがいません。」

一気に教室が騒がしくなった。

「三島が?おかしいな、あいつの体は丈夫なはずだけどなぁ!まぁ、一様家に電話しとくわ心配はいらないと思うよ」

と言って先生は
教室を後にする。
トヨが、急に僕に向かって喋り出した。

「あいつと昨日
遊んだぜ。」

すかさず反応する僕。
「えっまじで、その時元気だったか?」

「あ〜多分元気だった。」

「多分?」

「いや〜あいつ、あんまり喋んなかったもん。」

「そうかぁ。」

実は三島は小さい頃
からミロの好敵手。
つまりはライバル
だった。
勉強にしても、
スポーツにしても、
そして恋にしても、
・・・
ミロはこの事件で、
三島に健康面では

勝ったと
思っているのか。
今日一日の
テンションは高かった。

しかしその
テンションも
長くは続かない。
そう、僕は分かっていた。・・・・・

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