ＭＩＥ（完）

[12]１２…

「ヤダ―」と一応否定しているMIEだか、まんざらではなさそう。
なんとなく嫉妬を感じ、あまり下ネタに火がつかないようにセーブしながら、時が過ぎるのを待っていた。夜中の３時過ぎ頃、やっと布団に入る事にした。
川の字で【先輩･俺･MIE】の順で寝た。
これならば大丈夫だと安心した。それから30分後…
静まり返った部屋の静寂を隣に寝ていた悪魔が破った。布団をガサガサ言わし、立ち上がった。
そのままMIEに襲いかかるのか？と警戒したが、ただのトイレだった。（今のは焦った―）と胸をなでおろした。ところが、悪魔の狙いはその後だったのだ。。
トイレから帰ってきて、ソーッとドアを閉めると。俺との布団ではなく、MIEの布団にもぐりこんだのである。「キャッ」MIEの声が響いたが、俺は動けず。
「シーッ！ゆうが起きるやろ？」とMIEの口を軽く塞いだ。俺は完璧タイミングを失ってしまった。。
今起きるわけにもいかず、狸寝入りを強いられた。そう！恐れていた事が今始まる…

[前㌻] [次㌻] ［*］ﾎﾞﾀﾝで前㌻
［#］ﾎﾞﾀﾝで次㌻

[←戻る]

ＭＩＥ （完）

[12]１２…

ＭＩＥ（完）