小悪魔登場


[19]選挙


―唯SIDE―



彰を強引にスピーチさせたら女子の票もよかった。




ある意味彰でよかったかもね。



「唯!生徒会長じゃん」


葵はよかったねと笑顔で言う。

『当たり前よ!私が会長じゃないと生徒会なんてやらないわよ!』

顔色変えずに言うと



「よくそんな営業スマイルしながら、言えるね!あんた演技の天才だよ!演劇部入れば?」


『演劇部とか面倒臭い部活に入らないわよ。さっき生徒会長に私なったばかりじゃん。話聞こうよ!葵』





そんな私に葵は
「ドンマイ!」

と一言言った。



『葵、今日帰りにメロンパンとあんパン買ってきて』


「なんで?パシリ?」

『だって葵が調子こいてるから。』


「そんな理由!?」


葵は私の言葉にびっくり仰天だ。



『葵が悪いからね♪』



そして、部屋に戻り私は昨日葵に借りたDVDを見ていた。









・・・・面白くない。






それが私の感想。


葵よくこんなの何回も見れたわね。




私は絶対に無理!

借りてよかった。



そう言いながら私はコーヒーを作る。




『DVDはハズレたけどこのコーヒーは当たりだわ。』


会長・・・か!
確か、生徒会が好きなイベント建てていいんだよね!役員どもを納得させて、あの企画たてよう。




私は会長になったけど、悪いけど私かなり企んでる。






自分で言うのも何だけど私を確実に会長にしないほうがよかったのにね♪

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