小悪魔登場


[10]企み


―彰SIDE―


はぁ?あれが本性かよ!


俺に簡単に好きになると思ったのに!手強いな!


『あのさ!安藤ってもしかして二重人格?』


「正解」


そう言いながら、安藤は読んでいた本を置いた。



「ねぇ?ゲームをしよう」




ハァ?ゲーム?



何のだよ!

『どういうゲームすんの?』



「偽恋人ゲーム」





・・・・偽恋人?


へぇ!こいつ、俺と同じ事考えたんだ。



『いいぜ!!やろうか!偽恋人ゲーム!』

「じゃあ、ルールは簡単!どっちかが、先に相手の事好きになったら負け。」



『わかった!俺達が付き合うって聞いたら何人嫉妬するかが楽しみだな!』




「じゃあ、ゲーム開始の合図をしたら開始ね!」


そう、言って安藤は俺と唇を重ねた・・・・・!



『「ゲームスタート」』









こうして、安藤との偽恋人ゲームが始まった。

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