第32章
[11]
ゴルバットとの距離、約二メートル。異変に気付いた赤服の人間は即座に振り向き、
繰り出したカメックスに指示を出そうとするが、既に目前にまでゴルバットは迫っていた。
牙がその身に突き立てられようとした刹那、襲撃者の右翼に放たれた電気の帯がかする。
翼先を焼かれたゴルバットは堪らず金切り声を上げながら、赤服の体をとんぼ返りするように逸れ、
羽音を立てて天井近くまで舞い上がった。
赤服は呆気に取られたようにゴルバットと電撃の元――俺の方を交互に見やる。
……思わず飛び出てしまった。手に残るピリピリとした感触が軽率な行動を戒める。
上空から降り注ぐ羽音と耳障りな鳴き声。はっとして、赤服は表情を戻す。
「カメックス、冷凍ビームだ!」
赤服の命令にカメックスは四つんばいになり、背甲に携えた二対の砲搭を構えた。
――やはり助けぬ方が良かったか。人間になど期待するべきではなかった。
舌打ちし、俺は遮蔽物となりそうな岩陰に身を戻そうとしたが、砲搭は俺を通り過ぎ上空へと向けられる。
砲口の数センチ先に青白い輪が一瞬輝いたかと思った瞬間、真っ直ぐに光の線が伸び、ゴルバットを貫く。
叫び声を上げる間もなく、たちまちゴルバットの体は凍てつき、氷塊と化したそれは川へと落下し流されていった。
それを見届けると、赤服はゆっくりとこちらに目を向ける。
俺は体勢を低く構え、頬に蓄まった電気をバチバチと鳴らし威嚇した。岩陰からミミロップ達も飛び出し、俺に加わる。
カメックスも砲搭をこちらへ向け、低く唸る。
「ちょっと、待った待った」
一触即発の状況。慌てて赤服はカメックスと俺達の間に入り、手で制した。
「こいつらは敵じゃないよ、カメックス」
カメックスは腑に落ちなさそうな顔で構えをとき、立ち上がった。そしてふんと鼻息を飛ばし、苛立たしげにそっぽを向く。
赤服は宥めるようにカメックスの甲羅を軽く叩いた後、俺達に向き直りまじまじと見回し始めた。
「うん、間違いないな。ワタルさんみたいな変なマントのピカチュウ、ウサギみたいな子、
この辺には滅多にいないはずのロゼリア、ムウマが進化したみたいな子。この組み合わせ、よく覚えている。
あの時の子達だよね? そのアブソルは新しい友達かい?」
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
お買い物
ブログ
絵文字デコメ
成分解析
顔文字
たまチョビ
魔法の恋愛テクニック
巨乳画像
理想の娘
恋愛心理テスト
動画フル
夜景
写メ診断
オリジナルdesign待受
理想の彼氏
SNS
Japangirl
モテカワ
おバカ待受
ヒーリング
デコライン
勇気のでる待受
おバカデコメ
OL専門動画
メール転送
花の待受
暇
アイドル爆破ゲーム
短縮URL
雑学
ランキング
就活
J−POP
四字熟語
レシピ
QRコード
占い
萌えボイス
空の写真
アイドルFLASH
脳の訓練
オンラインゲーム
海のFlash
顔文字待受
占い占い
夢占い
検定
メールポータル
顔デコポン
HIPHOP
モテ期
アイコン
待受FLASH
絶景
レンタルランキング
クール
小悪魔
萌えアニメ
Flashゲーム
漢字
動画天国
ペット
紙芝居
チャット
wedding
血液型占い
野球拳
恋愛メーカー
JapanGirl
小説
姫系×セレブ系
常識検定
アートFlash
デコメ取り放題
アダルトゲーム
ツンデレ
アイドル待受
アイドル伝説
さくら
巨乳動画
恋に効く待受
名前占い
診断
癒し待受
グラビア
GRAFFITI
PROJECTZERO
アート待受
フルムービー
普通度判定
デカデコ
Flash時計屋
壁紙
爆笑
ピンク先生
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.