第42章
[03]
二匹の後を追い、俺とミミロップ、デルビルも声のした方へと向かった。二匹は林際の草むらの中で
立ち止まり、草の陰から声の主を窺い出した。
「お前達、勝手な行動は慎めと……」
「しっ、気づかれちゃうよ」
追いついて窘めようとする俺の口を遮ってアブソルは言った。むう、と俺は不服に唸りながらも、
仕方なく黙って様子見に加わる。
林の外には、黒に黄色いラインが入った帽子を後ろ前に被っている、赤いジャケットを着た
十歳前後くらいの人間の男児と、小太りでどこか怪しい風貌をした中年の男の姿があった。
中年の男は黄色帽子の行く手を遮り、しきりに何かを売りつけようと勧めているようだ。
「ああ、分かった分かった、もうしつこいな。で、一体、いくらだよ」
とうとう根負けした様子で、黄色帽子は鞄に手を突っ込んで財布を探りながら尋ねる。
「へへ、まいど。なんとこのヤドンの尻尾、なんとたったの百万円! さあ、払った払った!」
その言葉に、黄色帽子は目を白黒させて驚く。俺の耳も思わずピクリと跳ねた。
「そ、そんな大金払えるわけねーだろ、ばっかじゃねーの!」
慌てた様子で黄帽子は吐き捨てるように言い、中年の男の脇を素早く駆け抜けて
ポケモンセンターの中に逃げ込むように入っていった。
「ちっ、最近の子供は金持ちだと思っていたが……」
中年の男は諦めた様に舌打ちする。
「おい、今のを聞いたか?」
俺は声を潜めながらも慌ててミミロップに声をかける。
「うん、高すぎてとてもじゃないけどあんなの買えないわね」
「たわけ、そっちじゃない。あの男はヤドンの尻尾と言っていた。今回のヤドン達の失踪に関わりがあるかもしれん」
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