一章


[03]親友


家を出ると友人の連が待っていた。それに構わず立ち去る和樹。連の本名は一条連。野球部に所属していて煌樹と同じ1年2組。中等部からの親友で毎朝一緒に学校へ行っている。連は苦笑いしていった。
「相変わらず和樹は無愛想だな…。昔はもっと楽しくて仲良かったのにな。」
連がしみじみという。昔は煌樹と和樹と連の3人でよく遊んだものだ。しかし和樹は中等部にはいると無愛想で勉強しかしないやつになった。しかしあまり深く立ち入るのはよくないと思い放置していたのだ。煌樹は笑いながら
「ホントだよ。まぁいこうぜ」
といって登校を促した。


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