シンポ


[02]ステップ


時間が流れて12月になりました。

「紗江ちん、これ見た?」
「あっ、創設祭のプリント…」
美也ちゃんがプリントを持って話しました。
「これ、今年から初のダンスコンテストだって!楽しみだね〜」
ダンスコンテスト?私は創設祭のことあまりわかりませんでした。

掃除が終わって帰ろうと昇降口に行きました。
「中多さん」
「あ…橘先輩」
橘先輩が声をかけてくれました。
「中多さんも帰るの?よかったら一緒に帰らない?」
「はい、大丈夫です。」
私と橘先輩は一緒に帰ることになりました。

「創設祭?ああ、中多さんよくわからないよね」
「はい…よくわからなくて…」
「創設祭はえーとうちの創設した人の…なんだったかな…由来はしらないけど、クリスマスイヴに学校で行われるお祭り…かな。実は去年は参加してないからわからないんだ。」
「そうなんですか?」
「うん…色々あってね…」
橘先輩はなんだか寂しい表情をしていました。
「すみません…聞かないほうがよかったでしょうか?」
「いや、気にしないで。大したことじゃないから」
話しているうちに駅についていました。

「じゃあ中多さん、またね」
「はい…失礼します先輩」

創設祭…何があったか気になるけど…やめておいたほうがいいんですね…
それにしてもダンスコンテストか…

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