第一章


[01]無題



私の名前は、はるか☆

自分で言うのも恥ずかしいけど。
意外とモテる方!
だと、思う





初めての彼氏が出来たのは
中学2年の夏休み。



夏休みに入り

次の日の夕方



プルルっ
プルルっ



携帯はまだまだ普及していなくて、もちろん私も持っていなくて。

家の電話が鳴った





出てみると、クラスの仲いい男友達だった



『お〜、なした?』




「いやー、はるかと話したいってヤツいてさ。ちょっと代わるから話してやって」




『もしもし?』



「…」



『もしもーし』



「…」



なーんにも返答なし。

聞こえるのは
後ろのガヤガヤ



ガヤガヤの中から「ほら!早く話せってぇ」とか聞こえてきた

なんとなく私は、告白かなーって。

でも無理!彼氏☆彼女って、興味はあったけど好きとか付き合うとか全然意味がわからなかったし、どう答えればいいかもわからないし。なにより恥ずかしいし。

お断り!って、思いながら『もしもーし?』を繰り返して返答待ち!

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