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おあずけ

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[01]二人の秘密

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「先生…私…こんなに…もぅ、無理です…」

「まだ、時間はたっぷりありますよ?」

先生は私が困ったり、辛い顔をすると、優しい悪魔のように笑う。

そんなドSな先生が私は好きだ。

受験の為に小論文が必要になり、その指導を橘先生にお願いしたら、
快く引き受けてくれた。
でも…まさかこんなに、厳しいとは…。

書き上げた原稿を先生が添削している間、私は先生を見つめる。

丁寧で優しくて、王子様みたいな先生が大好き。

「私の顔に何かついてますか?」

先生がニッコリ笑いながらこちらを向いた。

「あ…いえ…」
私が顔を赤くして焦っている様子を愉しむように、先生はクスクスと笑った。

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すっかり暗くなり
校内からは人の気配も消え、不気味な感じがした。

「相馬さん、少しいいですか?」
「え…?はい…」

先生は私を校舎の屋上へ案内した。

「今日はね、新月なんですよ」

「…?」

先生が微笑みながら上を指さす。

まだ夜も間もないので、まばらだけれど、
星がいつもより綺麗に見える。

「わあっ…キレー…」

「たまには少し息抜きしましょう」

しばらく空を見上げて、いると、体が夜風で冷えて震えた。
すると突然ふわっと首が温かくなった。

先生が背後から私を包むように抱きしめていた。

「これで寒くないですか?」
先生の声が耳元に響き、
私の心臓はバクバクした。

「は…はい…」
私は星を見るどころじゃなくなっていた。

「こんなところ、誰かに見られたら大変ですね」
先生がおどけて笑った。

私は息があがっていた。
頭がボーっとして、
ただ、本能に突き動かされるような気がした。

私は先生の腕に触れた。
硬い筋肉と筋がわかる。
先生の手にキスをした。
なぜか、私は先生の腕を愛撫したくて、腕を舐め、指をくわえた。

「好きですか?私の腕が」
先生がわざと意地悪く言う。

私は頭を振って、振り向き、先生を見つめた。
「先生が…好きなんです…」

「それは嬉しいですね…」
先生の指が私の頬に触れ、唇をなぞり、髪に触れた。
体が痺れたように動けない。
ゆっくりと先生の顔が近づき、耳元で言った。
「キスが欲しいですか?」
私はそれだけで理性が奪われたようになった。
まるで魔法の呪文をかけられたみたいだった。

「…欲しいです…先生…キス…してください…」
懇願するように先生を見ると、優しい魔法使いは私の手にキスをしてニコリと笑って言った。

「貴方が望むなら」

…………………………
どのくらい続いただろう。
激しいキスは私をとろけさせ、頭がおかしくなりそうだった。
いつも優しい先生が、私の髪に指を絡ませ、唇を貪るようにキスをした。
私は先生の舌に自分の舌を絡めた。
キスがこんなにエロチックだなんて知らなかった。
キスだけで体が反応してしまう。

「ん…ふぅ…んう…はぁ」
息苦しさが快感に繋がる。
体が熱い。
クチュクチュと粘膜の擦れ合う音に頭が痺れる。

「ん…ハァ…」
唇が解放された時、私の顔はすごくやらしい顔をしていた。
体が熱くジンジンする。

もっと…もっと…

体の奥からせき立てる何かが溢れ出す。
先生が私の背後に周り
耳元で囁く
「とてもそそる顔をしていますね…あなたの反応、声、表情、一つ一つ知る度に、私は貴方が愛おしくなるんですよ。」

「ぁふ…」
首筋に先生の舌が這う

耳をくわえられピチャピチャとしゃぶる音がいやらしい

「物欲しそうな顔をしていますね…真奈…」

先生が私を名前で呼んだ
「せ…んせ…え…もっと…わたし…」

自分の中から沸き上がる欲望に私が支配されていく
私が私じゃなくなる
こんなえっちな自分を、私は知らない

「…もっと…?もっと触れて欲しいですか?」

私はうなずいた。

「…例えば…ここでしょうか…」

先生の手がおっぱいをわしづかみにした。

「んあぅっ…」

「…いい反応ですね…」
ボタンが外されていく
開けた胸元に先生の手が滑り込む
ブラの隙間から先生の指が潜る

「さぁ…どうして欲しいですか?あなたの口で言ってごらんなさい」
後ろから先生が囁く

「…ち…乳首を…いじって…ください…」

「素直ですね…」
先生がすでに硬く尖った乳首を摘む
「乳首が勃っていますよ…かわいい体ですね…」

「んぅっ!あっ…ふっ…んんっ…」

「いい声ですよ…気持ちいいですか?」

「は…い…気も…ち…いいぃ…です」

「こんなに硬くして…いやらしい体ですね…」

私は飼い主に愛撫されるペットのように悦に入る
「ハァ、ハァ…んむっ!」
再びディープキスで口が塞がれた

口の中が犯されているような激しいキス
先生の指が体を刺激し、
頭と体が快楽に飲まれていく
「ハァ…ハァ…あぅ…」
唇が解放された時、
私はだらしなくよだれを垂らし、幼子のようになっていた

「どうしました…?そんな顔をして…」
先生が見透かすように微笑む。
「さぁ、体が冷えますよ…」
先生が私のシャツのボタンを丁寧に掛けていく。

「え…」
「はい、おしまいです」
先生がニッコリ笑う。

先生はやっぱり悪魔だ。
私をこんなに狂わせて、
おあずけしてしまう。

「つらいですか?」
「……はい…」

フフっと先生が笑う
「そうでなくては、教え甲斐がありません」

微笑む先生を見て私は心酔していた。
”私のご主人様”
そんな言葉が浮かんだ

「下着を…」
「え…?」

「脱いで」

先生が「渡せ」と言うように手を差し出した

私はすでに先生の命令に抗えず
恐る恐る下着を脱いだ

…下着は濡れていた
その下着を先生に渡す

「…びしょ濡れですね…中はさぞかし…」
先生が私のスカートに視線を向けた。
恥ずかしい。

「さぁ、帰りましょう」

「え…でも…」
下着を返してもらえず、私はうろたえた。
「こんな下着はけないでしょう?新しい下着を買いましょう」

私は先生に促されて、
学校を出た。

駅につき、階段を上がる。
下に人がいたら見られてしまう。
緊張とスリルで頭が変になりそうだった。

「さあ、早くしないと、電車が来ますよ」
先生がいつもの笑顔で私を促す。

電車は少し混んでいたので、私と先生は密着していた

「どうですか?気分は?」
先生が愉しむように耳元で聞いた
「は…ずかしい…」

「じゃあ、こんな事をしたらどうなるでしょうね」

先生の手が私の股をまさぐる

「はぅ!」
思わず声が出てしまった
私は俯き、もたれるように先生の胸に顔を埋めた

先生の手が、茂みをかき分け、小さな膨らみを探し当て、弄ぶ
「…んふ…」
必死に声を抑える

体から溢れる液体が腿に伝う
それを先生の指が掬いとる
「すごいですね…蜜に誘われそうですよ」

後ろからスカート越しに触る手がある

これは、先生じゃない

先生の手で前を弄ばれ
後ろは知らない誰かの手がまさぐってる

(どうしよう…)

後ろから男の荒い息が吹きかかる

どうしていいかわからず、助けを求めるように先生を見上げた

「大丈夫ですよ」

駅に着き、先生が私を引っ張るようにして降りた

先生がすれ違いざまに痴漢に耳打ちすると
男は呆然と立っていた

「行きましょう」
先生が私をエスコートするように手を差し延べたので、私はお姫様のような気分だった

先生が構内のコンビニで何か買ってきて、私に渡した。
女性下着だった。

私はホッとした

駅のはずれのトイレには人気がなかった
「誰も来ませんし、こちらでいいでしょう」
先生がそう言って障害者トイレに促した。

「さぁ、それを…」
下着をパッケージから出し、先生に渡す

「足を上げて…」

先生が屈み込み、下着を履かせようとした。

先生が顔を上げれば必然的にスカートの中が見えてしまう

「じ、自分でやります…」
私は恥ずかしくて、先生を遮った

「いいから、足を…」
先生が私の腿に触れた
「それとも、着けたくない…?」
先生が腿にキスをする
「ち、ちが…や…」

「こんなところまで垂らしていけない子ですね。感じていたのは私の指だけではないのでしょう?
でも、よく我慢しましたね…」

さっきまで弄られ敏感になっていた部分に先生がキスをした。
長く長く吸い、私は膝がガクガクした

「ひゃうっ…ああっ…んんっ−…ら、らめぇ…そんな吸っちゃ…やあぁ…」
私の抗いを無視して先生は私の繁みに顔を埋めて貪る
先生の鼻がクリトリスにグリグリと当たる。
先生の舌がヌルヌルと入ってくる。
チュグ…ピチャ…ズジュ…

みずみずしい果実を貪っているみたいだった

「や…はぁ…あひ…」
先生が吸えば吸うほど
舐めれば舐めるほど
蜜は溢れ
先生は続ける
「あぅっ、はぁっ…ひぅん、やっ…らめっ、ぃやぁ、おかしくなるぅ…!!」
敏感な膨らみを先生がひたすら吸い続けると
足の力が抜け、膝はガクガクしだし、体がビクンと跳ね、頭が真っ白になった

「さぁ、足を上げて…」
先生はまだガクガクしている足を持ちあげ、下着を履かせた

「さっきの男、面食らっていましたね…」

「…さっき、なんて…?」

「私のかわいい生徒に汚い手で触らないでくれって言ったんですよ」

先生は私の方を向き、爽やかな笑顔でそう言った。

「明日も学校です、早く帰りましょう」
[かわいい生徒]
それを指す意味が、以前とは別の物だと思うと、私はうれしくてたまらなかった。

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