第37章
[03]
悔しさにミミロップは思わず小さくうなる。
「すみません、ちょっと休憩をお願いします」
感情を押し隠した調子で出し抜けにそう告げると、
ミミロップはひょいと岩場を飛び降りて湧き水のある方へと駆けていってしまった。
何を言わずルカリオは黙ってその背を見送る。
「よいのか?」
と尋ねるチャーレムに、
「ああ、構わんよ。私も少々、大人げなかったやもしれん」
そうルカリオは答えた。そしてそっと口元に苦笑を浮かべる。
「私とて波導の奥義を極められてなどいないというのにな」
独り言のようにルカリオは呟く。
「愚弟子が戻るまで少し話でもしようか。先代に比べ、我が波導の力はまだずっと弱い。何が欠けているのかは未熟故、未だ見いだせん。
自惚れるわけではないが、私は共に先代の下で学んだ兄弟弟子達の中でも最も才があった」
じっとチャーレムはルカリオの話に耳を傾け、聞き役に撤していた。
ルカリオは何気なく足元の小石を右の手で拾い上げる。
そして右手から青白いオーラがほとばしった瞬間、小石は凍てつき氷の粒となった。
「炎や電気に比べ冷気は発現が難しいといわれていた。
ゴーストや氷の体でもなければ誰しもが持つ熱は最も思い描くのは容易い。
電気ポケモンで無くとも、電気は微弱ながら大抵の生物の体内に流れている。
だが、冷気を生み出すというのは中々に想像しにくいものだ。
その冷気を兄弟の中で誰よりも早く、それも氷ポケモンではないというのに
一番初めに冷気をやってのけたのだから自他共に私の才能は認められていたよ。
その私が習得に難儀し、正直に言えば今でもあまり得意ではないものがある。それは――」
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
アイコン
待受FLASH
お買い物
Flash時計屋
ツンデレ
アダルトゲーム
レシピ
壁紙
占い占い
レンタルランキング
占い
暇
HIPHOP
名前占い
おバカ待受
恋に効く待受
絶景
モテカワ
動画天国
動画フル
理想の彼氏
さくら
癒し待受
雑学
巨乳画像
写メ診断
漢字
ブログ
アイドルFLASH
SNS
クール
常識検定
QRコード
ピンク先生
デコライン
理想の娘
デカデコ
小悪魔
紙芝居
顔デコポン
Japangirl
恋愛メーカー
空の写真
アートFlash
グラビア
短縮URL
デコメ取り放題
巨乳動画
オンラインゲーム
魔法の恋愛テクニック
夢占い
小説
夜景
ペット
モテ期
PROJECTZERO
野球拳
メール転送
爆笑
アイドル待受
四字熟語
花の待受
たまチョビ
萌えボイス
顔文字
フルムービー
アイドル伝説
姫系×セレブ系
勇気のでる待受
血液型占い
海のFlash
恋愛心理テスト
J−POP
診断
アイドル爆破ゲーム
顔文字待受
おバカデコメ
メールポータル
絵文字デコメ
成分解析
検定
チャット
就活
アート待受
JapanGirl
脳の訓練
オリジナルdesign待受
ランキング
ヒーリング
OL専門動画
普通度判定
萌えアニメ
Flashゲーム
GRAFFITI
wedding
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.