第24章
[03]
階段を登りきり、槍の柱に似た通路をアブソルと共に駆け抜ける。
入り口があるのならば出口は必ずどこかにあるはず。当てにしていた神の助けには頼れなくなった。自力でなんとかして脱出するしかすべは無い。
とりあえず一番最初に降り立った場所まで戻ろうと考えていた。はぐれたクレセリア達も、もしかしたらここにたどり着いていて出会えるかもしれない。
――ァァッ!
背後から小さく声のようなものが聞こえた。
「何か言ったか? アブソル」
俺は立ち止まり、振り替える。
それに気付いたアブソルが前足で急ブレーキをかけ、転びそうになりながら立ち止まった。
「危ないなぁ。ボクは何も言ってないけど」
――ギイィィィァアアッ!
断末魔の叫びのような不気味な声はどんどん大きくなる。泥を詰めた水風船を割るような音を立てながら、暗闇から何かが追ってくる。
「な、何だ……?」
腕輪が再び光を放ち始め、廊下を照らす。
追跡者は速度を緩め、ゆっくりとその名状しがたき姿を光の下へ晒した。
黒くどろどろとした皮膚、巨大なスライム状の体は壁のように廊下をびっしりと塞いでいた。
体からは様々なポケモン達の部位が意味も規則も無く突き出ている。俺の尾と耳に似たパーツもあった。
この怪物自体の頭部と思われる部位は辛うじてダークライの面影を残している。腹部はギザギザに裂け、歯と口になっていた。
知性を失った目をこちらに向けると、ダークライだった腹部に開いた大きな口を開いた。腐った鉄のような臭いが辺りに広がる。
そして、耳をつんざくような音量で意味をなさない言葉にならない声を喚き散らし始めた。それが恨み、嫉み、呪咀、冒涜が詰まったものだということは、声に乗せられてくる感情から伝わる。
まさに悪意の集合体。悪夢の塊。
思いつくかぎりの言葉を吐き終えたのか、怪物はゆっくりと獲物を追い詰めるようにびちゃびちゃと這ってくる。俺はじりじりと後退りながら怪物から距離を離す。
「……ピカチュウ、その腕輪をボクに渡して」
後退しながらアブソルが自分の肩ごしにこちらに首を振り向かせ、感情を押さえるように静かに言う。
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
フルムービー
wedding
小説
名前占い
Flashゲーム
アートFlash
アイドルFLASH
ランキング
ツンデレ
SNS
漢字
恋愛心理テスト
理想の娘
占い
アイドル待受
普通度判定
ヒーリング
就活
たまチョビ
萌えアニメ
デコメ取り放題
チャット
巨乳画像
壁紙
紙芝居
診断
メール転送
待受FLASH
動画天国
絶景
おバカデコメ
GRAFFITI
アイドル爆破ゲーム
花の待受
理想の彼氏
小悪魔
ピンク先生
魔法の恋愛テクニック
常識検定
雑学
動画フル
絵文字デコメ
アイドル伝説
写メ診断
デカデコ
四字熟語
暇
短縮URL
お買い物
海のFlash
メールポータル
アイコン
姫系×セレブ系
野球拳
顔文字待受
ペット
成分解析
PROJECTZERO
顔文字
夜景
空の写真
OL専門動画
レシピ
J−POP
モテ期
アダルトゲーム
Japangirl
恋愛メーカー
さくら
血液型占い
勇気のでる待受
顔デコポン
恋に効く待受
JapanGirl
おバカ待受
ブログ
QRコード
HIPHOP
グラビア
アート待受
占い占い
クール
巨乳動画
癒し待受
オリジナルdesign待受
爆笑
夢占い
デコライン
検定
オンラインゲーム
Flash時計屋
脳の訓練
モテカワ
萌えボイス
レンタルランキング
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.