第31章
[05]
刻々と崩壊へ向かう震える大地に立ち尽くし、誰一匹として口を開くものはいない。
現状、運ぶことができるのはミミロップかアブソルのどちらか一匹。だが、どちらを助け、片方を見捨て
るかなど誰も選ぶ事はできなかった。
地の震動音に遠く空から響く雷鳴似た音が加わる。音が響いてくる方角を見上げると、噴き出る煙の量
が一層増している火山が目に入った。
最早、一刻の猶予も残されていない。しかし――俺には選べん。他の手段も見出だすことができない。
絶望が立ち込め俺達を包み込もうとした時、一陣の風が吹き抜ける。
上空を高い声で鳴きながら低空で旋回する大きな影。鳥ではない。コウモリのような翼、二本角の生えて
いるトカゲに似た頭部、風に揺れる長い尾――それは翼竜。
研究所の通風口内で復元を待ちわびる中、盗み聞いた研究員達の話を思い出す。
琥珀の中に残っていた遺伝子は古代の翼竜プテラのものであると。
「奴を呼び止めろ! お前を甦らせてやったのは我らだと!」
・
「するってえと何かい。おれっちは石ころになっちまってて、それをおめぇさん達が助けてくれたってのかい」
ポッポ数羽がかりで何とか飛び回るプテラを呼び止めることができた。
怪しむように降りてきたプテラに俺達は必死に説明した。
「にわかにゃ信じらんねえ話だが、よござんしょ。おれっちも白亜っ子の端くれでい。困ってる奴ぁ放っておけねえってもんだ」
そして、どうにか協力をこぎつけることができた。
俺達はピジョンの指示の下、手早く脱出の準備を始める。
ムウマージがロゼリアを道具袋に詰め込み空に浮かび上がっていく。プテラはたった一匹でミミロップ
を乗せた籠を任されたが何とか持ち上げ、上昇していった。続いてポッポ五羽がアブソルを籠に乗せ飛ぶ。
俺は傷ついたポッポを任された。ミミロル――現ミミロップを運んだ時に比べれば軽いものだと快諾する。
風船とベルトを取り付け、ポッポを蔓で抱くように胴に固定し、徐々に浮かび上がっていこうとした時、違和感に気付く。
ピジョンがいつまでも飛び立とうとしないのだ。
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
写メ診断
HIPHOP
診断
SNS
就活
デコメ取り放題
チャット
モテ期
OL専門動画
オンラインゲーム
海のFlash
魔法の恋愛テクニック
GRAFFITI
爆笑
待受FLASH
花の待受
小説
wedding
絶景
デコライン
検定
暇
顔文字
さくら
ヒーリング
四字熟語
アイコン
フルムービー
恋に効く待受
普通度判定
空の写真
夜景
おバカデコメ
ランキング
たまチョビ
恋愛メーカー
常識検定
ペット
小悪魔
占い
癒し待受
脳の訓練
J−POP
デカデコ
アートFlash
Flash時計屋
占い占い
動画フル
勇気のでる待受
アイドルFLASH
メール転送
野球拳
オリジナルdesign待受
Flashゲーム
夢占い
メールポータル
アイドル伝説
Japangirl
短縮URL
レンタルランキング
アート待受
ブログ
レシピ
壁紙
名前占い
アイドル爆破ゲーム
萌えボイス
血液型占い
アイドル待受
QRコード
理想の彼氏
アダルトゲーム
お買い物
JapanGirl
グラビア
紙芝居
漢字
おバカ待受
ピンク先生
成分解析
絵文字デコメ
動画天国
雑学
巨乳動画
恋愛心理テスト
巨乳画像
萌えアニメ
顔デコポン
理想の娘
PROJECTZERO
モテカワ
クール
ツンデレ
顔文字待受
姫系×セレブ系
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.