携帯電話*

[01]突然のメール

それは、
突然のことだった…

ｺﾞｰﾙﾃﾞﾝｳｨｰｸ

あたしは
家族と一緒に
ドライブ中だった。

そんな時、
ケータイが鳴る。

知らないァドだった。

〈星一輝でーす!!
　登録よろしく♪〉

星一輝

それは、
同じクラスの男子。

「かず」の愛称で
親しまれている。

あたしは、
名前を呼んだこと自体
なかったけどネ。

同じ小学校だったけど、
お互いの名前と顔を
知っていたくらいで、
話したこともなかった。

そんな星一輝からの
突然のメールだった。

最初は
ビックリしたけど、

(別に、
珍しいことぢゃ
ないしね。)

ということで、
登録しておいた。

まさか、
このことがきっかけで
こんなに苦しむことに
なるなんて、
思ってなかったから…

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