第五章 100の言葉


[01]100の言葉


私は後日インターネットで過食症の症状、ケアの仕方、環境など調べました。

次の日、仕事が終わり帰宅後妻を抱きしめて、「一人で悩むな。一緒にゆっくり治していこう。」
妻は泣き崩れました。
一年前から苦しんでいた事、負担をかけたくない理由で私に話さなかった事。
相当辛かったんだと思う。
どんなに辛くてもしんどくても死にたくもなったけど、私の前では一切辛そうな顔をせず毎日笑ってる妻に私は余計、自分の情けなさに涙が止まりませんでした。
いつも偉そうに上目線で喋る私。
肝心な事には気づいてあげれていない自分。
謝っても謝りきれない。

だって、妻が過食症になった原因は私にもあるから。

妻が私に話せた事で気が楽になり肩の荷がおりたみたいです。

一年たった今2011年2月25日、妻はまだ過食症と戦っている。
私と一緒に。
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