第四章 過食症


[01]過食症


翌年2011年2月13日、妻の誕生日でもあり、この日私達は結婚式をあげました。
夫婦になり、10日後の23日私は知りました。
妻が過食症だと言う事。

私がお風呂に入っていて妻の様子がおかしかったので静かにお風呂から出てみると、洗面所で嘔吐している妻をみました。

しかも、自分で指を入れて吐いている。
私はこの時、これが過食症だと知りました。
どこかが痛いわけではない。
薬を飲んで治る病気でもない。
精神的なもの。
自分が恐怖感に陥いました。

どうしたら治るん?
俺は何したらいいん?
浮かぶのは素朴な疑問ばかりです。
ただ、どうする事もできず苛立ちだけでした。
苛立ちから私は妻に何故吐くのか問い詰めたり、怒鳴ってはいけないのに怒鳴ってしまいました。

妻にとっては余計ストレス。

すぐに病院を調べましたが、その時ふと思ったのです。
病院に行って治る病気じゃない。
連れて行って何の意味がある?

病院に行くのではなく、私自身がケアできる環境、言動、場所を作ってあげるのが一番の治療だと。
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