第41章
[58]
「おっと、みんな一旦ストップだ」
ダクト内をしばらく進んでいると、先行くマフラー野郎が不意に立ち止まり、あっしらを押し止めた。何事かと思い、
あっしはニャルマーの横から割り込む。
「ちょっと! あんまりくっつくんじゃないよ!」
「うるせえ、せめぇんだから仕方ねえだろうが!」
嫌そうに文句を垂れるニャルマーに、あっしは言い返す。ダクトの中は狭く、人間だったらまるで
犬みてえに四つん這いになってやっと潜り進めるぐらいの大きさしかない。人間よりずっと小さな
あっしらは這いつくばるまでもないが、横並びになるにはちときついものがある。
「はいはい、非常時なんだから喧嘩しない。例のセンサーってのはあれのことかな」
マフラー野郎が指し示した方を目で追うと、穴の無い黒塗りされたコンセントボックスみてえな
小さな機械がダクトの壁面両側に取り付けられているのが確認できた。
「ああ、そうだ。団員共の話によりゃ、あの真っ黒い機械の間には普通の目じゃ見えない光線が流れてるらしい。
それに何かが触れたら知らせる仕組みなんだとよ」
あんなもん、この暗がりでよくもまあ目ざとく見つけたもんだ。だが、今更もうこの程度では驚きもしなかった。
過去の訓練や経験で危ねえもんは存分に頭と体に叩き込まれ、骨身にまで染み付いてやがるんだろう。
「ふうん、よくあるタイプだね。さて、出来れば引っ掛からないに越したことはないけれど、
下手に壊したりしたら異変に気付かれるかもしれないし、どうするかなぁ……」
言いながら、マフラー野郎はセンサー装置の取り付けられている高さを手で測り、あっしらと見比べだす。
その様子からして、あいつの思いついた事はあっしにも大体想像がついた。
「うん、君達もぎりぎりいけそうだ。センサーはあの一セットしか無いみたいだし、どうにか下を這い潜ってみようか」
子どもに簡単な課題を出すような調子でマフラー野郎は言った。
「へいへい、了解だ」
あっしはすんなりと受け入れる。どうせこいつに反論したところで、大丈夫だとか心配ないとか返ってくるだけで、
無駄だって事はもう理解していた。こいつの言うことを聞いていれば、苦労はしても大体どうにかなるであろうことも。
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
恋愛メーカー
HIPHOP
OL専門動画
血液型占い
夜景
顔デコポン
理想の彼氏
アイドル待受
SNS
待受FLASH
絶景
萌えボイス
アイドルFLASH
雑学
紙芝居
理想の娘
検定
動画フル
おバカ待受
花の待受
wedding
就活
占い占い
絵文字デコメ
チャット
さくら
癒し待受
勇気のでる待受
常識検定
PROJECTZERO
Japangirl
爆笑
暇
クール
ペット
占い
恋に効く待受
夢占い
萌えアニメ
グラビア
海のFlash
JapanGirl
アイドル伝説
J−POP
Flash時計屋
フルムービー
GRAFFITI
巨乳動画
オリジナルdesign待受
ピンク先生
診断
モテ期
オンラインゲーム
アイコン
メール転送
動画天国
顔文字待受
脳の訓練
ランキング
名前占い
Flashゲーム
メールポータル
レシピ
デカデコ
たまチョビ
ブログ
魔法の恋愛テクニック
ヒーリング
レンタルランキング
写メ診断
アートFlash
おバカデコメ
漢字
顔文字
アダルトゲーム
ツンデレ
姫系×セレブ系
お買い物
QRコード
恋愛心理テスト
小説
空の写真
壁紙
モテカワ
アート待受
四字熟語
野球拳
短縮URL
アイドル爆破ゲーム
小悪魔
成分解析
デコメ取り放題
巨乳画像
デコライン
普通度判定
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.