第41章
[30]
「誰かに攫われたり始末されたのかもしれない、ってこと? だけどそのヤドンってポケモンが
ピカチュウの言ってるように人畜無害なのなら、わざわざそんなひどいことする理由がわからないけど」
ミミロップは顎に手をやり小さく首を傾げる。
「へっ、無知だねえ。奴らの尻尾は珍味で、そこそこの値段で売れるのさ。切ってもまたその内
トカゲみてえに生えてきやがるから、大量に捕らえておけば大儲けってワケだ」
得意げにデルビルは答えた。
「ほお、やけに事細かではないか。まるで目の前で見ていたかのようだな」
俺はじとりとデルビルに視線をやり、わざとらしくトゲを持たせた調子で言った。
案の定、デルビルはぎくりとしたようにびくつき、顔を強張らせる。
「い、いや、一時期そんな風な密漁が問題になって、ニュース番組で取り上げられてるのを見たんだよ」
誤魔化すようにデルビルは苦笑いした。
「今回のヤドンの失踪もそれが原因だと思うか?」
あまりにあからさまな態度と嘘に、思わず鼻で笑い飛ばしそうになるのを内心に留めて、俺は訊いてみる。
「その可能性は高いだろうなあ。奴らの使い道なんて、思いつく限りじゃそれぐらいだ」
「ひどいや、そんなの……」
アブソルは悲しそうに俯き、足を微かに震わせて呟いた。
「ねえ、ピカチュウ、ヤドン達がいなくなったのが本当に悪い奴らに捕まっているせいなら、
助けに行ってあげることはできないかな? ずっと尻尾を切られ続けるなんて、あんまりにかわいそうだよ」
顔を上げ、アブソルは潤む目で俺を見つめて言った。
「けっ、俺達にゃ今、フーディンと化物共の行方を追うっていう、ピンクのマヌケ顔の救出なんかよりも
優先しなきゃいけないことがあんだろうが。ガキの偽善になんて付き合ってる暇はねえ、だろ?」
デルビルは嘲笑し、同意を求めるように俺を見やった。
「……確かに、最も優先するべきはミュウツー達の追跡だ――」
「ピカチュウ……?」
ショックを受けた様子で、アブソルは今にも泣き出しそうに表情を歪める。
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
アイコン
Flash時計屋
オンラインゲーム
占い占い
壁紙
待受FLASH
JapanGirl
J−POP
常識検定
さくら
恋に効く待受
普通度判定
アイドル爆破ゲーム
GRAFFITI
魔法の恋愛テクニック
爆笑
雑学
Flashゲーム
小悪魔
顔文字
絶景
アダルトゲーム
顔文字待受
アート待受
ブログ
デカデコ
PROJECTZERO
アイドル待受
Japangirl
アイドル伝説
ペット
巨乳画像
レンタルランキング
HIPHOP
写メ診断
野球拳
チャット
たまチョビ
占い
漢字
検定
ピンク先生
グラビア
モテカワ
脳の訓練
フルムービー
ツンデレ
動画天国
メール転送
QRコード
顔デコポン
勇気のでる待受
おバカデコメ
お買い物
ランキング
花の待受
OL専門動画
wedding
ヒーリング
成分解析
診断
デコライン
癒し待受
夢占い
SNS
アートFlash
レシピ
空の写真
動画フル
デコメ取り放題
姫系×セレブ系
萌えボイス
恋愛メーカー
理想の彼氏
短縮URL
四字熟語
モテ期
紙芝居
アイドルFLASH
暇
絵文字デコメ
理想の娘
夜景
おバカ待受
オリジナルdesign待受
クール
小説
就活
巨乳動画
メールポータル
名前占い
萌えアニメ
血液型占い
海のFlash
恋愛心理テスト
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.