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おふぃすH

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[01]舞と拓海

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あの日、私はどうかしてた。


同僚のアキバちゃんが今日は彼氏の誕生日だとかで、どうしても残業できないからと、
私は彼女の分も引き受けて、残業していた。

…どうせ彼氏なんていないし…

家に帰ったって、コンビニ弁当だし…

羨ましさと、諦めと、悔しさが入り混じった、やりきれなさを、仕事を片付ける達成感でごまかそうとした。

時計を見ると9時をまわっている。

ようやく仕事も片付いて、帰り支度を始めたその時、窓の外が光った。

続いて、低くゴロゴロと音が鳴った。

「やだぁ、カミナリ…」

そう言って窓の外を眺めた。

ポツ

窓ガラスに一粒滴が当たった。

続けて滴が増え、みるみる間に土砂降りの雨になった。

「うわ、降ってきた!傘あったかなぁ…」

更衣室のロッカーに折りたたみ傘があったはずだけど…カミナリの中を帰るのは気が引けた。

窓に背を向けたその時、

窓の外が光り、
ビルが揺れるほどの音がした。

「きゃあっ!」

私は思わず、しゃがみ込んだ。

バンッとゆう音と共に、フロアの電気が消えた。

「やだっ!停電!」

私は泣きそうになりながらも、データ保存した後でよかったとも思っていた。

「うー…真っ暗だぁ…」

非常灯がついていたので、明かりに向かって這うように進んだ。

通路に出ると、人の声がした。

「誰かいますかー」

声がした。

「は、はい!」

見ると通路を懐中電灯らしき明かりが揺れていた。

暗闇に目も慣れ、足音が近づくにつれ、
相手の顔が見えてきた。

「大丈夫ですか?」

企画部の杉山拓海さんだった。

杉山さんは、私の大学の先輩でもあり、私の憧れだった。

「舞ちゃんだったんだ。大丈夫?」

「は、ハイ、なんとか」

私は笑顔を作った。

暗闇でさえなければ、
先輩と会えたのはすごく嬉しいから。

私は暗いのも、カミナリも駄目なのだ。

「もう、帰るところ?」
「はい。でも、カミナリが凄くて…」

外は更に雨の勢いを増していた。

「そっか、俺も傘の用意がなくて、もう少し待ってから出ようと思って…」

私達はとりあえず明かりがつくまで、企画部の応接室にいることにした。

暗いので、先輩は私の手を引いてくれた。
私の顔は赤くなってたはず。
色んな意味で、暗くてよかったと思った。

先輩にエスコートされて私は応接室の少しゆったりとした二人掛けのソファーに座った。
非常用の懐中電灯はランタンモードに切替えられ、互いの顔がやっと見えるくらいに部屋が照らされた。

ドカーンと重い物が墜ちたような音がして、
私は咄嗟に先輩の腕にしがみついてしまった。

「舞ちゃん、カミナリ苦手なの?」

「ハイ…」

先輩は私の隣に腰かけ私の頭をなでた。

「ヨシヨシ大丈夫、大丈夫。」

子供になったような、
犬になったような、錯覚を感じた。

甘えていいよ、と言われた気がした。

私は先輩の胸に顔を埋め、
先輩は私の震える肩を軽く抱きつつ、頭を撫でた。

「いい匂い…」
「え…?」

先輩の唐突な言葉に、私は豆鉄砲をくらったハトだった。

「舞ちゃん、なんだかイイ匂いする…」

先輩が私の髪の…耳の辺りに顔を近づけた。

なんだかハズカシイ…

「舞ちゃん、あんまりしがみつかれると、俺、勘違いしちゃうよ?」

「え、カンチガイ…?」

「そ、舞ちゃんが、俺の事好きなんじゃないかって。」

先輩はにっこり笑った。

私はどう答えていいか迷った。

だって、それはカンチガイじゃない。
だけど、言っていいのか。

私が黙って先輩の顔を見て迷っていると、

「…それとも勘違い、じゃない?」

私に確認をするように、
だけど少しイジワルく先輩が言った。

私はまともに先輩の顔が見られず、目線を逸らしてうなずいた。
「ワタシ…先輩の事…スキです…」
「すげー嬉しい…」

先輩が放った言葉は、雷鳴よりも私を驚かせた。

「俺も、舞ちゃんの事好きだったんよ。後出しじゃ、ウソ臭いかもだけど…」

顔を上げると、ありえない距離に先輩の顔があった。

先輩の整った顔のパーツ一つ一つが見える。

昔先輩が、大学時代の飲み会の時に話してた、「ラッキーぼくろ」が目に入った。

顎の脇にある、そのほくろができてから、先輩は色々な事にツイてるとかなんとか話していた。

そんな事を思い出していた。

「舞ちゃん、キスしていい?」

「ぅえっ!?」

カエルの潰れたみたいな声が出て、恥ずかしくなった。
先輩が笑った。
「どっち?」
私はしばらくもじもじして、ギュッと目をつぶった。
先輩の手が私の頬に近づいた。
「目を開けて…」
指がそっとうなじに触れた時、体の中が熱くなった。

言葉で表すなら、「疼いた」と言うのか、
力が抜けるような、変な感じがした。

私を見つめる先輩の瞳は熱っぽく、私の息は上がった。

先輩の顔が斜になり、私にゆっくり近づく。
私はなすがまま、唇を受け止めた。

しばらく、唇が触れ、重なり、愛おしむように私の唇を先輩がついばんだ。
やがてそれでは物足りなさそうに、先輩の舌が私の唇を割ってきた。
私も、先輩同様、より深いキスを求めて、先輩の舌を受け入れた。

私の口は、先輩の口で塞がれたようになり、息苦しくなった。

普通、息遣いを他人に聞かれるのは恥ずかしいはずなのに、今は気にならなかった。

互いに求め合い、興奮し、
息遣いが耳に響く。

息遣いだけじゃない、
粘膜同士が擦れ合う、やらしい音に、興奮が高まる。

んくっ…んっはぁ… プチュ…クチュ…んぅ…

私達の目はとろけたように互いを見つめ、男女としての本能が理性を押しのけていた。

「先輩…私…」
言いようのない感情が込み上げて、私は切なくてたまらない。

落雷の閃光と爆音が響く

恐怖も重なり、私は再び先輩にしがみついた。

「舞ちゃん…」

はぁはぁと先輩の息が耳にかかる。
音を立てるように首筋にキスをする。

唇が少しずつ耳元に近づき、私はゾクゾクした。
耳たぶを甘噛みされた時、体に電気が走った。

「ひぁ!」

私の思いがけず出た声と、びくんと跳ねた体に、先輩はさらに興奮したみたいだった。

「かわいいね、舞ちゃん…こっち来て」

先輩に体を持ち上げられて、私は先輩の膝にまたがるように向かいあった。

恥ずかしくて、まともに先輩に顔を向けられない。

「こっち、見て…」

先輩が私の顔に手を添えた。
添えただけなのに、私は顔を逸らせる事ができない。
「舞ちゃんのそんな切ない顔されたら、たまんないよ…」

お尻に何かが当たる。

ああ、先輩のだ

私は慌てて腰を浮かせようとした
−が、先輩の手が私の腰を抑えた。

ぐりぐりと、先輩のモノが私のあそこに当たる。

「コレ分かる?舞ちゃんの顔見てただけで、こんなになったんだよ…」

さっき私が声を上げた時に、先輩が感じた感覚を今度は私が感じていた。

ワタシデボッキシテイル…

体の奥から熱い何かが湧いてくる。

そう思ったら、自分から先輩にキスをしていた。

舌を絡め、唇を貪るように感情のままキスをした。

先輩の手が私の胸を揉んでいる。

ブラウスのボタンを一つ外される毎に、私のあそこキュンとなる。

ブラをずらし、乳首があらわになる。

人差し指と親指で摘まれ、私は声を漏らした。

「あっ…」

先輩が私を見ている。
私の反応を見ている。

先輩の視線にゾクゾクして、私は感じまくった。
「…んっ、 はぁ…はぁっ…」

レロレロと先輩が乳首を舐めている。
舐めながら、私の表情を見ている。

「ゃあっ…見な…いで…」

「かわいいよ…舞ちゃん…もっと、その声が聞きたいよ…」

先輩が歯を唇で覆い、コリコリと乳首を噛む。
「んんー!ゃあん」
あまりの快感に私の頭が痺れそうだった。

先輩の手が触れるか触れないかくらい軽くそっと腿をなでた。

「はぅ…」

私は骨が抜けたようだった。

力が入らない。
先輩に抗えない。

それどころか、先輩の手で触れられるのを待ち望んでいる。

餌を前に「おあずけ」されてよだれを垂らす犬みたいだった。

早く早く
早く私に触れて
もっと気持ち良くして

私のスカートはめくり上がり、先輩の指先がスッとお尻を撫でていく。

指先はあっちへ行ったりこっちへ行ったりして、
なかなか望む場所へ行かない。

私は先輩を懇願するような顔で見つめ、ハァハァと喘いでいた。

「ココ?」

私の要求を見透かすように先輩がショーツの上から、あそこをなぞった。

びくんと体が反応した。
「んっ」
「すごく濡れてるね…」

恥ずかしい
けど、先輩の指が…触ってくれてる

「はぁんっ…」

先輩は指を離し、目の前に持ってきた。

「ホラ、こんなだよ…」

指はぬめりを帯びて光っていた。
先輩がそれを愛おしむように舐めた。
「舞ちゃんの味がする…」

「先輩…」
私は自然に腰を動かしていた。

先輩の硬くなったモノに、擦りつけずにはいられなかった。

ショーツ越しに、クリトリスが擦れる。

「拓海でいいよ…」
先輩にそう言われても、呼びすてにはしづらかったので、
「拓海さん…」
と呼んだ。

「もっかい、呼んでみて…」
「拓海…さん…」
「舞…」
私は膝立ちし、腰を上げた。
拓海先輩がベルトを外し、窮屈にだったソレを解放した。
「あ…」
私は思わず見入ってしまった。
大きく膨らんだ拓海先輩のモノが、猛々しくたくましく、私を魅了した。
「どう?俺の… がっかりしちゃった?」
私は頭を振った。
「…おっきくて…その…」
うまく言えない。
「挿れてみたくなった?」
否定できない。
「立って…下着脱いで…」
私は恐る恐る先輩の前で下着を脱いだ。
あそこから垂れた液体が糸を引いて腿に筋をつけた。
先輩がそれをなぞるように指で辿りながらスカートをたくしあげた。
蜜を吸う蝶のように、先輩が舌を延ばして、私の茂みに顔を埋めた。
ピチャピチャとわざと音を立てている。
「あっ…やっ…ダメ…」
私は力が抜けて立っていられず、ソファーの背もたれに手をついた。
チュルチュルと先輩がクリトリスを吸うと、足先まで痺れた。
「あぁっ…ダメぇ…吸わないでぇ…ゃあっ…」
私の抗う声をよそに、先輩はクリを責めつづけた。
ビクンと体が痙攣し、それから小刻みに震えた。
「イっちゃったね…すごいよ、ココ…熱くて、溶けたアイスクリームみたいに垂れてくるんだよ…」
拓海先輩が、アイスクリームをナメるみたいに私のあそこをなめた。
「舞ちゃんの体、やらしくて、綺麗だよ…」
先輩にそういわれて、お腹の奥がキュンとした。
「ココ、赤くなってヒクヒクして、溢れてくるよ…クリもこんなに勃起して…」
ソファーにへたり込んだ私の背中を先輩が愛撫する。
すぅっと体を撫でられて、ゾクゾクした。
「この乳首も…硬くなってビンビンに勃ってて、かわいいよ」
先輩が乳首をつまんだ。
「あんっ!」
「いい声…もっと啼いて」
先輩が耳元で囁く声に、耳が犯されたようだった。
あそこがヒクヒクして熱い液体がどんどん湧いてくるのが自分でわかる。

欲しい…
先輩のモノを…
早く、私の中に…

そんな風に思った私を察したように、先輩が私の腰に手を充てた。
そそり立つモノが、私のあそこに触れた。
先輩がそれを擦りつける。
クチュクチュと摩擦音がする。
焦らすように、ねぶる。
「欲しい?」
私は涙目で頷いた。
「俺も…挿れたい…挿れるよ?」

!!!

固い物がゆっくり挿れられた。
ズ…ズブブ…
「んふぅ…」
「ぅあ…」
私達は充足感でいっぱいだった。
「あ…はぅん…んん…」
先輩のモノが根元まで挿入され、体が密着した。
先輩は、密着したまま、後ろからおっぱいを揉み、耳元でささやく。
「俺のが奥まで届いてるね。膣(なか)すごい…キモチいいよ…」
片方の手が、クリトリスをこねる。
クチュクチュ
アソコから出たおツユをクリトリスになする。
「あっああっ…キモチイぃ…イイっ」
先輩が私の耳を舐めた。
ピチャピチャ、クチュクチュという舌が動く音と、先輩の息遣いで、私の体をアドレナリンが駆け巡る。
「んはぁっ!んふっ、んうっ、ひうぅ〜 、イイっ!らめぇ…も、ぉ…らめえ…イっひゃううぅ!ゃはあ!」
「うあっ…はあ、はあ、イ、イク…でるっ…中に出すよ!ああっ、あー」

私の頭の中が真っ白になるような感覚の中、ビュクビュクと私の中で、先輩のモノが弾けるのを感じた。
二人の荒い息遣いが共鳴する。
「先輩…私…」
好きだった人といきなりこんな事になって、
急に不安になった。
(やらしい女だと思われたかな…)

「舞ちゃん…」

「はい…?」

「なんか今更だけど…俺の彼女になってくれる?」
先輩が照れて赤面している。
(先輩、かわいい…)
「私でよかったら…」
先輩が私を抱き寄きよせて、苦しいくらい抱きしめた。

いつしか雨は止んでいた。

…………………おわり………
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