第34章
[04]
ニタニタとした嫌味な笑い顔で、ゲンガーは俺達を見渡す。
一つ手がある、確かに奴は言った。だが、信用できる筈もない。
何の目的があってわざわざシンオウから俺達の前に姿を現したのかはわからないが、今まで見てきた奴ら
の行ないと性格からして、ろくでもない理由だとは簡単に想像できる。次にあの大きく裂けた口が開かれた途端、
たちまち悪質な冗談が飛び出し、飛び切り不快な気分にさせられるに違いなかった。
当然、今はそのようなものが許容できる心の状態ではない。その瞬間、ありったけの電撃をたたき込んでやろう。
電気をスパークさせながら、俺はゲンガーを睨み上げる。
「言ってみろ。最期の言葉が三流の冗談でいいのなら」
一瞬の間を置いた後、ゲンガー達は顔を見合わせて吹き出すように笑い出した。
奴の足元近くを狙って思い切り電撃を放つ。短く悲鳴を上げ、ゲンガーは大げさに跳ね飛んだ。
ゴースト達はぎょっとした表情を浮かべ、笑うのを止める。
「あたた……わかった、わかった。待てって、今回ばかりは俺様も冗談言ってる余裕はねえのよ」
ふう、と腹の辺りを痛そうにさすりながら一つ息を吐いて、ゲンガーは話しだす。その間、無言で俺は睨み続けた。
「そう怖い顔すんなっての。最後まで聞け。何だか知らないが、俺達の元締めがその白いガキに用があるん
だとよ。見たところそのガキが弱ってるのは肉体的なもんが原因じゃねえなあ。魂、霊的なもんだ。お前
らなんかじゃ治すのは無理。人間に診せてもどうしようもねえよ。だが、俺達の元締めはそういうもんの専門家だ。
そのガキはくれぐれも死ぬ前に連れてくるよう仰せ付かってる。何とかしてくれるつもりなんだろうぜ。」
真剣な様子で、自らが命の危機に瀕しているかのような焦りさえ見せてゲンガーは訴えかけてくる。
嘘や冗談を言っているようには見えない。
アブソルの今にも途切れそうな吐息が聞こえる。アブソルまで失うわけにはいかない――。
「すぐに会わせられるのか?」
俺の言葉に、ゲンガーは心底助かったというような表情を見せる。
「おうよ。特別なルートでシンオウまで、ちょちょいのちょいちょいちょいよ、ケケケッ」
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
野球拳
オンラインゲーム
夜景
四字熟語
JapanGirl
理想の彼氏
絵文字デコメ
常識検定
ランキング
成分解析
レシピ
デコメ取り放題
顔デコポン
動画天国
短縮URL
萌えアニメ
アイドル爆破ゲーム
暇
アートFlash
アイドル待受
アイコン
恋に効く待受
デカデコ
写メ診断
顔文字
待受FLASH
恋愛メーカー
アイドル伝説
萌えボイス
PROJECTZERO
空の写真
巨乳動画
アート待受
海のFlash
脳の訓練
アイドルFLASH
絶景
ペット
魔法の恋愛テクニック
巨乳画像
漢字
フルムービー
血液型占い
オリジナルdesign待受
J−POP
おバカ待受
検定
アダルトゲーム
就活
名前占い
爆笑
OL専門動画
お買い物
Japangirl
SNS
たまチョビ
姫系×セレブ系
レンタルランキング
普通度判定
おバカデコメ
グラビア
Flashゲーム
さくら
占い占い
小悪魔
ツンデレ
モテカワ
チャット
雑学
QRコード
wedding
モテ期
花の待受
夢占い
ブログ
壁紙
動画フル
占い
紙芝居
メールポータル
メール転送
デコライン
診断
理想の娘
顔文字待受
小説
恋愛心理テスト
クール
癒し待受
勇気のでる待受
HIPHOP
ヒーリング
ピンク先生
Flash時計屋
GRAFFITI
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.