第32章
[27]
「そのつもりさ。じゃあその場所まで案内してくれないか。君を元に戻すには機械が必要だろうし、
僕達といるほうが一人よりまだ安全だろうしね。それと、君の名前は?」
「ああ、いいぜ。名前は……あー、このポケモンは何ていうんだ?」
黒い犬は右前足を上げ、骨製の輪が巻かれたような足首をぶらぶらさせる。
「黒い毛並みと、髑髏の飾りを額にくっつけている犬のような見た目からして、デルビルってポケモンだと思うけど」
「じゃ、とりあえずその名で呼んでくれりゃいいぜ」
「何か名前を言えない理由でも?」
「思い出せねえだけさ。仕方ねえだろ? ま、しっかり護衛を頼んだぜ、チャンピオンさんよ。
俺みたいな民間人が巻き込まれてんだからな」
嫌味ったらしく口の片端を吊り上げ、デルビルはレッドの脛辺りをぽんと叩いた。
――随分と都合の良い記憶喪失だ。
その横柄さと、時折垣間見せる怪しい素振りに、苛立ちと不信感が募っていく。
「わかってるよ。じゃあ早速で悪いけど先導していってもらえないかな。リザードン、横について護衛してやってくれ」
「おう。こっちだ」
リザードンを連れてデルビルは奥へ歩んでいく。
これでいいのか、と俺はレッドを見上げた。と、丁度レッドと目が合った。
小さくレッドは笑う。
「君は勘が良さそうだ。あいつの行動を見張ってくれないかな。不審な動きを見せたら教えてほしいんだけど」
しゃがんでレッドが囁く。俺は無言で頷いた。
「何をもたもたやってんだ。早くしてくれねえか」
苛立たしげにデルビルがこちらを振り替えり、急き立てる。
「待たせてすまない、すぐに行くよ。ちょっと靴紐が緩んでね。しっかり縛り直したから大丈夫さ。しっかりとね」
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
常識検定
癒し待受
グラビア
普通度判定
アイドルFLASH
モテカワ
アイドル待受
オンラインゲーム
PROJECTZERO
顔デコポン
チャット
JapanGirl
J−POP
雑学
待受FLASH
絵文字デコメ
フルムービー
漢字
野球拳
小悪魔
巨乳動画
さくら
おバカデコメ
海のFlash
写メ診断
OL専門動画
デコライン
アイドル爆破ゲーム
空の写真
Flash時計屋
検定
顔文字
アート待受
暇
萌えボイス
Flashゲーム
クール
SNS
GRAFFITI
アートFlash
HIPHOP
占い
動画フル
レシピ
血液型占い
巨乳画像
ランキング
アイコン
壁紙
メールポータル
おバカ待受
動画天国
メール転送
四字熟語
ヒーリング
夢占い
恋に効く待受
wedding
ピンク先生
モテ期
爆笑
ペット
レンタルランキング
魔法の恋愛テクニック
夜景
絶景
デコメ取り放題
理想の彼氏
花の待受
顔文字待受
QRコード
診断
アイドル伝説
ツンデレ
デカデコ
ブログ
姫系×セレブ系
脳の訓練
恋愛メーカー
恋愛心理テスト
名前占い
占い占い
たまチョビ
理想の娘
成分解析
アダルトゲーム
オリジナルdesign待受
お買い物
Japangirl
紙芝居
萌えアニメ
就活
小説
短縮URL
勇気のでる待受
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.