第32章
[23]
「本当かい? 野性のポケモンは怖い奴ばかりだからなあ」
「本当だと言っているだろう。そんな小心でよくチャンピオンのポケモンが勤まるものだな」
体格に似付かわしくない小心翼翼とした態度に苛立ち、つい語気を荒げてしまう。
「うわわ、怒らないでよ。信じるから」
こういう手合いは苦手だ。扱いに困る。話し掛けてしまったことをほとほと後悔した。
「お前はいつ頃、奴の配下に加わったのだ? 三年前には見かけなかったが」
脅かさないよう、慎重に言葉と口調を選んで俺は話す。
「……うん、僕がレッド君のところに来たのは二年前くらいのことさ。ヒトカゲとゼニガメと僕――
今はリザードンとカメックス、その時の僕はフシギダネだね。僕と二匹は三匹ともオーキド爺ちゃんの研究所出身なんだけど、
レッド君とグリーン君の旅に僕達の中から誰か二匹がパートナーとして同行することになったんだ」
「ふむ。見るからに臆病そうなお前はどちらにも選ばれなかったのだな」
「むむ……まあ、その通りだよ。結局パートナーに選ばれなかった僕は、その後もしばらく研究所で過ごしてたんだけど、
二匹が急に居なくなって寂しかったなあ。みんな兄弟みたいに仲が良かったんだから」
「ヘイ、フッシー。あんな鈍亀と兄弟だなんて冗談でもやめてくれ。全身の鱗が逆立ちしそうな気分だ」
前にも聞こえていたらしく、肩越しに長い首をこちらに向け、リザードンは言い捨てる。
そして不機嫌そうに鼻をフンと鳴らし、前を向き直った。
「昔はあの二匹も仲良かったのになあ……」
フシギバナは苦笑いを浮かべ、少し悲しそうに呟いた。
「それで、一匹になった後はどうなったのだ?」
「うん、そんな僕をオーキドの爺ちゃんが見兼ねて、仕事も忙しくて自分も中々構ってあげられないからって、
僕はリーフちゃんに預けられることになったんだ」
「リーフちゃん?」
「グリーン君と同じく、レッド君の幼なじみだよ。マサラに住んでた女の子なんだ。
楽しかったなあ。僕のことたくさん可愛がってくれたし」
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
爆笑
検定
SNS
グラビア
PROJECTZERO
空の写真
勇気のでる待受
絶景
おバカデコメ
フルムービー
恋に効く待受
J−POP
占い占い
メールポータル
QRコード
メール転送
診断
成分解析
癒し待受
名前占い
モテカワ
四字熟語
血液型占い
たまチョビ
ピンク先生
雑学
小悪魔
JapanGirl
アイドル伝説
壁紙
アート待受
夜景
待受FLASH
GRAFFITI
アイドル爆破ゲーム
Flash時計屋
顔デコポン
Flashゲーム
萌えボイス
萌えアニメ
短縮URL
さくら
魔法の恋愛テクニック
脳の訓練
モテ期
夢占い
アダルトゲーム
アイドルFLASH
巨乳動画
海のFlash
チャット
OL専門動画
恋愛心理テスト
デコライン
写メ診断
小説
デカデコ
ツンデレ
巨乳画像
理想の娘
常識検定
アートFlash
Japangirl
姫系×セレブ系
レンタルランキング
絵文字デコメ
ランキング
顔文字
おバカ待受
漢字
ブログ
アイコン
アイドル待受
理想の彼氏
暇
HIPHOP
オリジナルdesign待受
wedding
クール
恋愛メーカー
花の待受
動画フル
レシピ
動画天国
デコメ取り放題
顔文字待受
オンラインゲーム
ヒーリング
紙芝居
占い
お買い物
就活
ペット
野球拳
普通度判定
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.