修羅の道を行けば?月灯。


[02]走る王様


「何?人の心だと・・・」






『そうです、人の心です。』





「ふん、・・・
人の心ぐらいどうでもよかろう。」





『では王様は、
全てをお持ちになられませんね。
それとも、
人の心と言うものが
分からないのでしょうか?』






「貴様私を侮辱する気か!?
早急にここから立ち去れ
この無礼者。!!!」





『・・・分かりました。
では、
また王様が人の心を持った時に
足を運びましょう。』





「・・・・ふん。!!」






会話が終ると、
王様は黙り込んでしまいました。

王様は
人の心というものが
分からなかったのです。



どうしようもなく、
ただ黙り込むだけでした。

すると、
突然王様に
報告があったようです。



『王様!!大変です。』





「どうしたのだ。!」





『王様の治めている町で、
子供のさらう事件が
起きているようです。早急に対策を、!!』





王様は考えました。

自分がこの事件を解決すれば、
人の心というものを
持てるのではないかと。!!!





「その事件、
私が
直接解決しようではないか。」










続く。


by しょういた つき


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