第１章

[01]ありさ．ワールド

普通の性格っ何？

変な性格ってどんな性格？
私、藤枝ありさ(ふじえありさ)１６才
普通のオシャレと恋バナが好きな女子高生。
…の、はず。
「おはよ～。ありさワールド。」
「ありさワールド。昨日の番組みたー?」
あだ名ありさワールド

ドンッ
「ありさワールドって何なのよ!!
ワールドってどうゆう意味!」
私は机をおもいっきり叩いて叫んだ。
あだ名の意味が分からなくイライラしているからだ。
「どうゆう意味って…。どんなあだ名より分かりやすいじゃない。
あんたの性格丸出しよ。」
「は?私の性格のどこがワールドなのよ。
私の性格なら普通
プリティありさ2011
でしょっ!!!」
「どこがプリティなのよ。
しかも2011って…。」
「アーア。何で私はこうゆう変なあだ名しか付けられないのかな。」
「そういえば、あんたそうゆう系のあだ名しか付けられたことないわよね…。」
「そうなのよ。
恵理香は
巨乳とか美貌
ってあだ名なのに。」
「それあだ名じゃないでしょ…。
それをあだ名って思う時点であんたは変なのよ。」
「えー、分かんないよ～。」
私が半泣き状態になった
時、昼休み終了のチャイムがなった。
「えー。もう昼休み終わり～!早すぎるよ～。」
「話しなら放課後にまた聞いてあげるわ。
だからさっさと自分の席に戻りなさい。」
「はーい。ウー、塩辛食べたい…。」
私が席に戻ると同時に先生が教室に入り授業が始まった。

2時間後
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
授業の終わりを告げるチャイムで長く苦痛な授業時間が終わった。
「アー。やっと終わった。恵理香ー早く帰ろうよ。私もう塩辛欲が押さえられない。」
「ハイハイ…。
って…、ん…?
メール…。
…あっ!!
愛里沙ゴメーン!!
あたし彼氏と放課後デートする約束してたの。
だから一緒に帰れない。」
「えぇぇぇぇ!!
話し聞いてもらいたかったのに～!」
「ホントごめん!!
夜メールするわ!!」
「はーい。彼氏と楽しみなさい…。」
膨れっ面で言うと恵理香は謝りながら急いで教室からでていった。
「は～。私もそろそろ彼氏つくらなきゃなー。」
ブツブツ独り言を言いながら塩辛のことを思い出して全速力で学校から出た。
私の家は十階建ての平凡なマンションの三階にある
学校からはて全速力で走っても３０分はかかるほど遠く、中も広くない。得することは少ない。
３０分ジャストに私はマンションの前についた。
エレベーターに乗って三階にいこうと思ったが、
四人ほどの超巨漢のおばちゃんが乗っていた。
それでエレベーター内はギュウギュウだから諦めて階段で３階までいった。
３階につくと自分の家の前に知らない男の人が立っていた。
恐かったが勇気を出して話しかけてみた。
「あのー、私の家に何か御用でしょうか？」
すると男の人がこっちを向いた。
ドキッッッッツ。
(き、綺麗な顔…。)

これがきっかけで私の初恋は始まった。
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