秘密の放課後


[37]答えられない


アタシは、先生が好き…
だから一番に愛してく
れなくてもいぃ…。

2番目でもいぃ…。す
こしでも一緒にいられ
るなら…。




口づけは、徐々に激しくなっていった。今まで会えなかった隙間を埋めるようにお互い強く求めあった…。


「麻咲…。」


「せんせぃ…。」


先生の手が躊躇していたのがわかった。

「先生?アタシを抱いてくれますか?」


「えっ?」

上服をアタシは、脱ぎブラウスのボタンを外した。

「麻咲…それゎ…。」
胸元の紅いキスマークを先生に見せた。

「彼氏です。さっきまで彼とセックスしてました。」


「まさ…」


「それでも先生の事を思い出してしまぅんです。体が疼いて仕方ないんです。」

「………。」

「ねぇ…先生。」


「…できないよ…。」

「えっ…。」


「彼氏がいるんだろ?だったら彼氏を大事にしてあげろよ。」


「…じゃぁ別れるもん。」


「じゃあ何で付き合ってるんだ?」


「…アタシの事好きだっていうから…。」


「俺も同じだよ。麻咲が俺の事好きだって言ったから遊ばせてもらっただけだよ。」

アタシの胸の奥がズキン…と痛んだ。

「…遊びでいぃからアタシの事傷付けて…もっと一緒にいたい…。」

「…わかった…そこまでいうなら抱いてやるよ。」

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