秘密の放課後


[29]アナタがいなくても…


先生のいない部活ってイマイチやる気が見出だせなくて、身が入らない。けど先生の信用を裏切らない為にアタシは、キャプテンとしてがんばった。
部活が終わってから古田先生にも礼を言われた。

「麻咲ちゃーん。」

「あっ!工藤先輩。」
「お疲れェ。帰ろう♪」

「…はい。」

すっかり学校中でアタシと工藤先輩の事は、噂になっていた。

思ったよりも工藤先輩は意外と優しくていぃ人だと思った。
「まぁ〜。今日もお疲れぇ。」
相変わらず猫のまぁに見せる顔はすごく可愛かった。
「麻咲ちゃん今から俺ん家来ない?」

「えっ…。先輩の家…ですか?」

「わりと学校から近いしさ。」
そう言われるまま先輩の家に行くことになった。

「まぁ!また明日来るからなぁ♪おやすみぃ!」
まぁは、明日も待ってるよっていうような返事をする。
先輩とまぁは、恋人みたいだった。おたがいをちゃんと愛し合ってるように見えた。



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