小悪魔登場


[29]鉢合わせ


―唯SIDE―


もう一人来るとイケメンが言ってたけどまさか彰とはね。




嫌な偶然な訳だ!




確かに彰も顔が良いし、友達でもおかしくはないけどこれは勘弁して欲しかったな。



『なんで彰がいるの?』

「はっ!こっちが聞きてぇよ!!」


だろうね?

私だって、彰の立場でいたらそう言うもん。



『だから言ったでしょ?葵のわがまま聞いたって。』

「え?」


そう言って彰は葵を見た。


「・・・・本当だ。」

だから、言ったじゃん。

私は嫌だって。


『まさか、彰と鉢合わせになるとはね。』


そう言うと彰は私の隣に座って

「裏だしてもいいの?」

と言った。

『良いんじゃない?ずっとあれは私だってだるいわよ!たまにはストレス発散したいし〜。』



・・・・・・・。


なんか、自分で思っている以上に酔ってる気がする。

しかも意外と言いたい事言いまくってる気もする。


・・・・ヤバイ!


『葵!私酔ってきてヤバイから帰るわ。』



そう!私は酔いまくるとかなりヤバイらしい、ビール飲むとすぐに出るから辞めたほうが良いよって葵が言うから辞めたけど・・・。



チューハイでも行けるんだね!かなり私、自分でも呆れるけど、酔うと記憶が無くなって何しだすかわからないから怖い。




「あ〜。確かに、もう十杯くらい飲んでたしね。」




・・・・だからか。




『彰、帰ろう!』




そう、言って彰を連れてった。




同じ寮だし、彰は同じ部屋だから鍵開けてくれるだろう。






私の理性が持たなくなる前に帰らないと・・・・・・絶対ヤバイ!!!

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