恋人


[26]中学時代


―唯SIDE―


あれは私が中3の頃。


私は柳 隼人が好きになった。



隼人は意外にチャラ男かと思ってた。


だってあんだけモテるからね!



話して来たのは向こう。

話をしてるうちに好きになったパターン。





そして、告白したのは私。


しばらく、付き合ってかなり私も幸せだった。



そして、卒業が近付き隼人が

「別れよう。俺、お前がよく分からない。嫉妬してるのは俺ばかりの気がして、ならないんだ。」


その時は流石の私も違うって言った。

でも、隼人はそんな私の話を聞かなくて、別れたんだ。






隼人と同じ高校に行こうねって言ってた私がバカみたいになって、わざわざ隼人が受ける高校とはかなり離れている高校を受けた。









それから、逢わないように隼人の学校の近くには近づかなくした。










高校に入って、そういう時に彰にあった。







彰はどっちかって言うと隼人とは違う。



ちゃんと彼女は大切にしてるってタイプ。


彼女は私だけど。








ちゃんと、私の我が儘は聞いてくれるし優しい。




隼人は我が儘はあまり聞いてくれなかった。



少しクールって感じ。









思えば、どんなに離れても隼人と逢う運命だったみたい。

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