第41章
[57]
やがて、マフラー野郎もダクトに登り、あっしらの後に追い付いてきた。
それを見たチビはすぐさまニャルマーの背を降り、マフラー野郎にしがみ付いた。
「やあ、お待たせ」
マフラー野郎はチビの頭を撫で、軽々と肩に抱き上げた。
まるで、ちょっとデートの待ち合わせに遅れた、とでもいった何気ねえ風情だ。
下から響いてくる、あのゲス犬の怨嗟の声がなければ、だが。
「あの騒ぎじゃ、直に団員共が集まってくるぜ。ここが見つかるのも時間の問題じゃねえのか?」
「奴が大事にされてたポケモンなら、まず手当てが先だろうし、しばらくはそれどころじゃないだろうさ。
まあ、あれだけ傷モノになれば、この先もご主人とやらが大事にしてくれるかどうかは疑問だけどね」
そう恐ろしげな事を平気で言いながら、あいつはニコニコと笑いやがる。
最早あっしは、その屈託のねえ笑顔にすら、ゾッと背筋が凍り付くものを感じていた。
――もし、あっしが奴らと同じ立場のまま、あんな電撃を浴びる羽目になってたとしたら……
ただでさえ電気にゃ弱いあっしなんざ、間違いなく一瞬であの世逝きだった……
「大丈夫だって。そんな心配する事ないさ」
あっしの心中を知る由もなく、マフラー野郎は、ぽん、とあっしの背中を軽く叩いた。
途端、あっしは思わずブルっちまい、悲鳴を抑えるのに必死だったなんてこたぁ、奴は思いもしねえだろう。
「でも、そんなにグズグズしてもいられないな。俺が先を調べながら進むから、君達は後を付いてきてくれ」
そう言うとマフラー野郎はチビを背負い直し、先頭に立ってダクトの中を進み始めた。
次いでニャルマーが歩き始め、あっしはしんがりに立って後を追った。
――敵に回しゃあ恐ろしいが、味方にすりゃ、これほど頼もしい奴はいねえ――
暗がりの奥に進んでいく、小柄な黄色い背中を見ながら、こん時のあっしは、まだ……
このマフラー野郎を怖れつつも、次第に惹かれて止まねえ事に、まるで気付きもしねえでいた。
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
デコライン
巨乳画像
クール
PROJECTZERO
オリジナルdesign待受
レシピ
萌えアニメ
姫系×セレブ系
占い
常識検定
短縮URL
OL専門動画
絵文字デコメ
空の写真
待受FLASH
顔文字待受
モテカワ
ランキング
海のFlash
ブログ
アイドルFLASH
ヒーリング
アダルトゲーム
フルムービー
たまチョビ
J−POP
動画フル
巨乳動画
野球拳
紙芝居
壁紙
名前占い
Japangirl
爆笑
漢字
アイドル爆破ゲーム
Flashゲーム
ペット
四字熟語
夢占い
QRコード
アートFlash
診断
ツンデレ
成分解析
顔デコポン
絶景
就活
wedding
レンタルランキング
雑学
チャット
おバカ待受
HIPHOP
モテ期
グラビア
暇
デカデコ
アイドル待受
普通度判定
デコメ取り放題
恋に効く待受
占い占い
オンラインゲーム
脳の訓練
顔文字
GRAFFITI
花の待受
アイドル伝説
Flash時計屋
ピンク先生
癒し待受
魔法の恋愛テクニック
小説
夜景
血液型占い
萌えボイス
お買い物
勇気のでる待受
写メ診断
小悪魔
JapanGirl
メールポータル
恋愛心理テスト
理想の娘
アイコン
アート待受
メール転送
恋愛メーカー
動画天国
検定
おバカデコメ
さくら
SNS
理想の彼氏
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.