第6章


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赤帽子の少年とアカギの戦いがミミロップ達の目の前で繰り広げられていた。
ギンガ団の頭だけあり、アカギのポケモンは強かった。
しかしそれでも少年の方が押していた。既にアカギは残りの手持ちが1匹の状態だ。

「ドダイトス、かみくだくだ!」

ドダイトスの牙がアカギのニューラを捉えた。
効果はいまひとつなので余り効いていない。

「そのままウッドハンマー!!」

しかし、ここで更に追い討ちでウッドハンマーが決まる。
いくら素早くても牙で押さえられては避けようがない。
強烈な一撃が決まり、ニューラは倒れた。
しかし、ドダイトスもかなりのダメージだ。傷を治してやりたいが傷薬はもう使い切ってしまった。

「……なるほど。君の事がよくわかった。」

倒れたニューラをボールに戻したアカギは、エムリット達を捕らえている装置の奥にある機械を操作した。
すると、その装置から徐々にだが、次第にくっきりと赤い鎖が現れた。

「あとは勝手にするがいい。私は野望を達成するためにテンガン山へ向かう。」

アカギはそれを手にすると部屋から出て行ってしまった。

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