第32章
[20]
「――とりあえずどんどん奥へ行ってみるしかないか。前に進まない事には何もわからないし始まらない」
レッドはバッグの肩掛けを強く握り締め、気を入れるように背負い直した。
「僕が先に上の様子を見てくるよ。君達は後に続いてくれ。
そっちのアブソルとロゼリアは梯子を使うのは辛そうだね。リザードン、頼めるかい?」
グガァ、とどこかやる気の無い返事をリザードンは返す。
渋々といった様子で身を少し屈め、背中をアブソルとロゼリアに差し出した。
乗り込んでくるロゼリアを不機嫌そうにリザードンは睨んでいたが、
アブソルの時はまじまじと見つめた後に態度を一転させ、愛想良く背に迎えた。
ふむ、神々しい何かに無意識が気付いたか?
「んー、数年後に期待というところかな」
リザードンの呟きに思わず体の力が抜け、ずるりとよろけそうになってしまう。
……知らないということは、恐ろしいものだ。
この不埒な羽トカゲに天罰がくだったところで、俺は一向に構わないのだが。むしろ大歓迎と言えよう。
※ ※ ※
上の階は、天井まで届きそうな巨岩が無数に並び、行く手を阻んでいた。
砕こうにも岩は非常に硬いものばかりで、カビゴンやリザードンの力をもってしても、
表面が抉れるだけで岩自体はびくともしない。
壊しながら進むことは諦め、通路のように並ぶ岩と岩の間をおとなしく進むことを俺達は余儀なくされていた。
「まずは大まかな地形を知りたいな」
そう言ってレッドが霊体であるムウマージに周辺の探査を頼んでから、十数分が経とうとしていた。
この時点――いや、ムウマージに頼んだ時点で嫌な予感はしていたと言うべきか。
ようやく通路の先からムウマージがこちらに向かって飛んでくる――勢い良く転がる二つの巨岩を後ろに引きつれて。
「ごめーん、てきにみつかっちゃってたみたいー」
「ば、馬鹿者がぁッ!」
転がる岩の正体は恐らくゴローン。最高速で転がる奴らに正面から挑むなど愚の骨頂。
加えて、今にも爆発しそうに赤く膨れ始めている。
俺達は奴らを避けきれそうな空間を目指し、一目散に逃げ出した。
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
花の待受
絶景
顔文字
恋に効く待受
脳の訓練
オンラインゲーム
漢字
おバカ待受
PROJECTZERO
モテ期
空の写真
アイコン
ピンク先生
クール
四字熟語
ペット
グラビア
巨乳動画
動画天国
待受FLASH
フルムービー
就活
普通度判定
勇気のでる待受
常識検定
ヒーリング
夜景
理想の彼氏
写メ診断
JapanGirl
QRコード
メールポータル
デカデコ
J−POP
メール転送
アートFlash
成分解析
アイドル待受
デコメ取り放題
小説
巨乳画像
検定
ツンデレ
夢占い
Flash時計屋
顔文字待受
爆笑
暇
恋愛メーカー
名前占い
姫系×セレブ系
wedding
恋愛心理テスト
絵文字デコメ
診断
ブログ
アート待受
壁紙
顔デコポン
チャット
さくら
OL専門動画
デコライン
癒し待受
雑学
海のFlash
オリジナルdesign待受
レンタルランキング
Flashゲーム
SNS
GRAFFITI
ランキング
魔法の恋愛テクニック
萌えアニメ
アイドル爆破ゲーム
モテカワ
理想の娘
おバカデコメ
HIPHOP
紙芝居
Japangirl
アイドルFLASH
小悪魔
アダルトゲーム
お買い物
アイドル伝説
血液型占い
萌えボイス
占い
占い占い
動画フル
短縮URL
野球拳
レシピ
たまチョビ
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.