恋人


[30]予感


―唯SIDE―



「彰君、綾瀬さんとどっかいちゃって、告白出来なかった〜!」




はぁ?綾瀬?




『あの〜、先輩!彰君が綾瀬さんとどっか行ったんですか?』



「うん!あたし達、彰君捜しに来たんだけどね!綾瀬さんとどっか行ったからね!」


『ありがとうございます!』









・・・・私は走った。



また嫌な予感がしたから。





―――――屋上




はぁはぁ。





なんか声がしてる。




「〜………っ!」


聞こえない。



ガチャ。






『・・・・な・・にやってんの?』










私が開けた時に見た光景は彰と・・・綾瀬 湊がキスしていた。









『最低!!!』



「まて!話を聞けよ!唯!」



今更、何の話をするの?



『今更・・・今更何の話をするのよ!!!』











私は彰の話を聞かずに走った。









・・・・また、また逃げたんだ。









私の方が・・・・最低だ。

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