第25章
[15]
――む……朝か? 光が目蓋越しに照りつけている。
随分と長く眠った――筈なのだが……まだ眠い。野宿ではなく、ちゃんとした巣穴で眠れたのも久しぶりだ。表には決して出ない偉業だが、俺は世界を二度も救ったのだ、もう少し寝ても罰は当たるまい。
天窓から差し込む光から、目を開けずに顔を背け、ふわふわとした毛布をたぐり寄せる。
――ん? 毛布? おかしい、確か俺は藁の上に寝ていたはず。恐る恐る目を開けてみると、もこもこの白い綿毛の付いた茶色い二本の腕が交差して、俺の腹の辺りを抱き込んでいた。すーすーと、寝息のようなものを後頭部に感じる。
眠気でぼんやりとしていた頭が、焦りのようなものを伴ってどんどん覚醒していく。
ならば、ならば、たぐり寄せたこの毛布のようなものは! ぎくしゃくとした動きで体と首を捻り、後ろを振り向くと――!
「――んななななッ! な、何をしているッ! お前ッ?」
眠っているミミロップの腕の中から俺は必死に飛び出し、わけのわからない言葉を叫びながら、がさがさと背中で這うように遠ざかった。
「んー……? ――なーに? うるさいなー……」
目を擦りぶつぶつ文句を言いながら、ミミロップが上半身を起こす。
「お前は何をしていると言っている!」
ミミロップは目を擦る手をぴたりと止めて下ろし、俺が寝ていた場所と今の俺がいる位置を、二度ほど交互に見直した。そして俺に目を向け、イタズラが親にばれた子どものように、ばつが悪い顔をする。
「あは、は……ばれた?」
「なにを考えて貴様わぁ――ッ!」
俺の頭の中をぐるぐると感情が回る。頭が熱っぽくなり、言葉がまとまらない。
「えーと、あんまりにも気持ち良さそうに寝ているものだから――つい、釣られて……ねぇ?」
ねぇ? とはなんだというのだ! わけがわからん!
「だ、大体だ! 何故、断りもなく俺の部屋に上がり込んでいる?」
「あ、朝ご飯を持っていくように頼まれたのよ。ピカチュウが中々起きてこないから。それとカイリキーが目覚めたっていう言伝も、ね」
む。
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
恋愛心理テスト
おバカ待受
名前占い
モテカワ
夢占い
雑学
常識検定
勇気のでる待受
QRコード
ランキング
PROJECTZERO
漢字
レシピ
顔文字待受
JapanGirl
アイドルFLASH
デカデコ
ペット
フルムービー
J−POP
魔法の恋愛テクニック
爆笑
ヒーリング
萌えボイス
暇
アイドル伝説
モテ期
海のFlash
動画フル
グラビア
OL専門動画
絶景
アイコン
姫系×セレブ系
血液型占い
お買い物
絵文字デコメ
紙芝居
デコメ取り放題
Flashゲーム
夜景
オンラインゲーム
四字熟語
アート待受
写メ診断
メール転送
SNS
動画天国
恋に効く待受
空の写真
アイドル待受
HIPHOP
小説
顔文字
オリジナルdesign待受
壁紙
クール
さくら
たまチョビ
Flash時計屋
花の待受
占い
就活
おバカデコメ
理想の娘
デコライン
巨乳動画
占い占い
ツンデレ
メールポータル
待受FLASH
Japangirl
短縮URL
脳の訓練
レンタルランキング
普通度判定
診断
成分解析
アートFlash
wedding
顔デコポン
検定
アイドル爆破ゲーム
ピンク先生
巨乳画像
GRAFFITI
ブログ
チャット
萌えアニメ
野球拳
恋愛メーカー
アダルトゲーム
理想の彼氏
癒し待受
小悪魔
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.