第40章
[57]
これだけ思い出そうと頭を捻っても搾り粕程も記憶の一片が出てこないということは、
俺にとってどうでもいい事だったのだろう。頭に入る記憶の容量というのは、
目に見えずとも限りが有る貴重ものだと俺は思う。今まで食べたパンの数や、
踏み付けた雑草の数を一々記憶していたらあっと言う間にごちゃごちゃになって、
必要なものが引き出しにくくなってしまう。俺達ポケモンが何か良い技を閃いた時、
トレーナー共は必要ない技を一、二のポカン――あの衝撃は今でも身震いする――と
忘れさせてから覚えさせるだろう。誰だってそうする。俺だってそうする。
「ボーッとして、どうしたニャ? やっぱり知ってるヤツなのかニャ」
ペルシアンに声を掛けられ、はっとして俺は引き戻される。
「いや、まったく知らぬな」
「ふぅん、その様子じゃ、ホントに知らないみたいだニャ。ま、ボクも関係ない、しかもオスのポケモンなんて
正直どうでもいいんだけれど、ストライクのヤツ未だに根に持ってて、会うたびに探せ探せうるさいんだニャー。
ミュウツーのことで大変で、あまり鳥も割けないから困っててニャ」
何よりタダ働きさせようってのが一番気が乗らない所ニャ、ぼそりとペルシアンは呟く。
今、こいつの魂胆がちらりと尻尾を覗かせた気がする。助け舟だと思っていたものが、
実は何か曰く付きの船では無いかつついて確認した方が良さそうだ。
「それで、俺達に押し付けようというのか」
「その通りだニャ。シンオウから来たと知ればストライクもアンタらに船足の条件として捜索を頼んで、
ボクは面倒からオサラ――」ペルシアンはしまったと口を塞いだ。
……思った通りだ。セキチク行きもどうやらおいそれと乗っていい話じゃないらしい。
余計な厄介事を背負わされるのは好ましくない。もう一度考える余地がありそうだ。
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
花の待受
萌えボイス
クール
レシピ
レンタルランキング
検定
J−POP
診断
OL専門動画
恋愛心理テスト
たまチョビ
アイコン
Japangirl
お買い物
空の写真
SNS
勇気のでる待受
オリジナルdesign待受
QRコード
理想の彼氏
動画フル
脳の訓練
爆笑
夜景
夢占い
海のFlash
オンラインゲーム
Flash時計屋
Flashゲーム
メールポータル
ブログ
漢字
姫系×セレブ系
普通度判定
四字熟語
動画天国
恋愛メーカー
デカデコ
アイドル待受
アート待受
ツンデレ
フルムービー
小悪魔
恋に効く待受
絶景
血液型占い
短縮URL
アダルトゲーム
さくら
JapanGirl
常識検定
おバカデコメ
小説
巨乳動画
顔文字待受
モテカワ
占い
理想の娘
アイドルFLASH
萌えアニメ
ペット
顔デコポン
アイドル伝説
雑学
巨乳画像
絵文字デコメ
野球拳
HIPHOP
名前占い
ヒーリング
癒し待受
ピンク先生
アイドル爆破ゲーム
モテ期
占い占い
おバカ待受
写メ診断
紙芝居
魔法の恋愛テクニック
グラビア
暇
待受FLASH
就活
PROJECTZERO
GRAFFITI
チャット
壁紙
デコメ取り放題
デコライン
ランキング
wedding
メール転送
アートFlash
成分解析
顔文字
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.