小悪魔登場


[21]作戦


―唯SIDE―



さて♪誰と組もうかな?


って、彰と組もう♪


彰の反応が見たいかも。



『先生!ペアの組み合わせをするとき自由でいいですか?』

「何言ってんの!会長だから自信持って良いのよ!」

『クスッ。そうですね!ありがとうございます。』

そう言いながら、愛想笑いをした。



そうと決まれば、彰捜さないと。



あっ!いた。


相変わらず女子に囲まれてる。


・・・煩いな、彰の周り。自分で行きたくないな。

しかも、彰は苦笑いでも、相手をしっかり相手している。

さて。どうするかな!



そうだ!!


先輩にカッコイイ人いたわ

あの人、確か私に告白してきたし言うこと聞いてくれるだろう。

名前は桜庭涼介!!


『桜庭先輩!あそこら辺歩いてくれませんか?』


「ああ。いいよ!」


思った通り、彰の周りは先輩に目がいっている。


先輩のオーラは輝いているからな。
モテるの分かるよ!




『彰君!ペア組もう!』

いきなり声をかけたから彰はびっくりしている。


「いいよ!別に」


ふーん。意外にあっさりでつまらない。



「唯と組んだ方が被害が絶対少ない。しかも、俺も捜してたの!だからちょうどよかった訳。」


へー。彰も意外に頭良いんだね。





ちょっと尊敬。私ほどではないけど。


はっきり言うと私と組んだ方が被害は少ない、少なくても最下位にはならない。





でも、被害は少ないだけで他は手加減なし。
何故かと言うと被害は少なめにして欲しいとも言ったし、会長だからといって手加減はしなくていい。


とも私が言ったから。






まあ!ビビらせる方法は全部私が考えたから、私はビビらないけど、参加したのは仕上げが気になるから。



後、他の奴らの反応も。




我ながら完璧かも。









「行きますよ〜!!ゲームスタート!!」









始まった。そして悲鳴や叫び声がきこえる。



て言う事は完璧にやってくれてるんだ。







流石に叫び声を聞いた彰は私に苦笑いしながら聞いてきた。




「なあ?どんな仕掛けがあるの?」



教えたら面白くないから、言う訳ないじゃない。











『秘密』









そう言いながら、私達はスタートした。

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