第39章
[52]
潔癖な輝きは穢れを一切寄せず、影は光の表面に沿って滑やかにさけていく。
最後の一層が破れ視界が開けた途端、前方から取り囲むように黒い尾を引きながら襲い来る赤い棘。
「待ち伏せです、振り落とされぬよう!」
パルキアは急激に速度を上げ、俺はその手の内に張り付くように掴まって体にかかる強烈な重力を耐え忍んだ。
身を翻して間一髪の所をすり抜けると、そのままパルキアは攻撃の大本である長大な白金の竜、ギラティナに向けて渾身の雄叫びと共に降下を仕掛ける。
身の芯まで揺るがされるような衝撃。凄まじい力の波がぶつかり合い、激流のような飛沫が迸った。
二柱は互いに弾かれるように身を離し、体勢を整え睨み合う。
「あなたの企みもここまでです、ギラティナ。主の御体と宝玉を返し、投降しろ」
「貴様も力を取り戻したか、パルキア。だが、それも無意味よ。もう止められん」
言って、ギラティナは俺の方を見やる。
「そやつに脅されでもして無理矢理連れて来られたか。難儀であったな、ピカチュウ。さあ私に腕輪を渡すが良い。重荷を代わろう」
またギラティナの声は甘く優しく、慈愛に満ちているように響いた。だが――もう惑わされん!
「見縊るな。今ここに俺がいるのは、俺自身の意思だ。この程度、いずれ世界の覇者となる俺には重荷ですらない。お前などに代わってもらう必要など皆無!アブソルを返せ!」
「……豪儀なことだ。だが、肝心の助けられる側の意思はどうであろうな」
暫しの緊迫した沈黙の後、ギラティナは意味深げに呟く。
「どういう意味だ?」
ギラティナは何も答えず、傍らの床に影の門を広げた。そして、その中から現れる、見覚え有る白い姿。
「アブソル!」
「ピカチュウ……」
俺の声に応えるその声色は、威厳や尊大さなど微塵も無い、純粋な、子どもらしいものだ。
――良かった、無事に目を覚ましていた!
思わずパルキアの手の内から飛び降り、様々な感情を胸に俺は駆け寄る。だが――
「来ないで!」
次にその口から飛び出したのは、拒絶だった。
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
夢占い
小悪魔
レシピ
萌えアニメ
ヒーリング
アイドルFLASH
チャット
空の写真
ピンク先生
癒し待受
メールポータル
PROJECTZERO
普通度判定
野球拳
ツンデレ
アイコン
JapanGirl
SNS
夜景
小説
Japangirl
デコメ取り放題
ペット
たまチョビ
デカデコ
萌えボイス
漢字
検定
巨乳画像
勇気のでる待受
待受FLASH
オリジナルdesign待受
メール転送
顔デコポン
Flashゲーム
OL専門動画
おバカデコメ
魔法の恋愛テクニック
アート待受
恋愛心理テスト
ブログ
HIPHOP
顔文字待受
アダルトゲーム
恋に効く待受
恋愛メーカー
占い
グラビア
名前占い
四字熟語
動画フル
理想の娘
壁紙
アートFlash
ランキング
wedding
レンタルランキング
成分解析
おバカ待受
絶景
オンラインゲーム
アイドル伝説
海のFlash
姫系×セレブ系
Flash時計屋
顔文字
アイドル爆破ゲーム
クール
診断
動画天国
常識検定
モテ期
短縮URL
爆笑
写メ診断
アイドル待受
雑学
GRAFFITI
モテカワ
占い占い
絵文字デコメ
就活
さくら
理想の彼氏
血液型占い
巨乳動画
デコライン
フルムービー
暇
QRコード
花の待受
紙芝居
脳の訓練
お買い物
J−POP
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.