第18章


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サカキが俺たちの存在に気づいた
「ちっ、足止めもできないとは使えんやつだったな・・・・まあいい」
サカキがさらにポケモンを繰り出す
「く・・・」
どうやら赤帽子にはあとイーブイしかいないようだ。だが俺たちは下手に近づけない
「さて、そろそろ終わりにしよう」
サカキが攻撃の命令を出・・・
「大変です!例のポケモンが逃げ出しました!」
下っ端が部屋に飛び込んできた
「なんだと!・・・仕方ない、今日のところは見逃してやろう」
サカキはポケモンたちを戻し、部屋から出て行こうとする
「待ちなさい!逃げるつもり!?」
ミミロップがサカキを追いかけようとする
「・・・俺たちも退却だ」
「え?」
「退却だと言ったんだ。もうアジトは壊滅した、ここにとどまる必要は無い」
「そ、そうよね!」(・・・いつものピカチュウらしくないわね)
今の俺ではあのドサイドンにすら敵わなかった
いまへたにサカキを追いかけてダークライと出くわしたら・・・・
「ぴかちゅう、だいじょうぶ〜?」
ムウマージが心配そうに聞く
「あ、あぁ・・・」
・・・こんな気持ちになったのはギンガ団のとき以来か・・・
「よし、急いで外に出るぞ」
俺たちは逃げるようにロケット団のアジトを後にした・・・・




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