第三章
[09]名前
少年の過去を知り、毘禅様と爽貴様は生々しさを感じていた。
毘禅様は目を閉じ静かに頭を下げた。
「そうか…、話の中には掌国や他国に結び付く点がありすぎた。
その組織は間違いなく各国の反逆者達だ。過去に掌国でも有名な魔術士や剣術士が行方不明になったという騒ぎがあった。
これは掌国だけの問題ではない。
爽貴、関与を呼んできなさい。
彫雲は起こして説明しておこう。
これは残りなさい。」
「わかりました。」
「私は呼びに行ってきます。」
「頼んだぞ。
さて、彫雲よ、こちらへ来なさい。」
少年も気づいていたのか驚く様子もなかった。
「流石毘禅様。
盗み聞きし、申し訳ございませんでした。」
「いや、いつかはこれの昔話を話さねばならない時がくる。
一体何処から聞いていたんだ?」
彫雲が答える前に少年が答えた。
「彫雲殿は一部始終聞いておられましたよ。
爽貴が来る前から。」
「貴様、赤目!
爽貴『様』だ!
気をつけろっ!」
「これはこれはすいませんでした。
なんせ生まれてこの方上下関係など無に等しいほど関わった事がなかったのでね。
以後気をつけましょう。」
「なにぃ?!」
二人の言い合いに毘禅様が間に入られた。
「よさないか!
とりあえず、一部始終聞いていたなら説明をする手間が省けた。」
コンコンコンコン
「爽貴です。
関与をお連れしました」
「入れ。」
「関与です、失礼しま…。」
関与は少年に気付いた。
何かいいたげだったが父、彫雲もいてる事に気付き、既に自分が言う前に彫雲が抗議しただろうと思いあえて言わなかった。
「…毘禅様…お呼びで。」
膝をつき頭を下げた。
「すまないな関与。
流石王宮付き人最年少、爽貴の付き人だ。」
「勿体なきお言葉、嬉しく存じ上げます。」
「うむ、期待している。
では本題に入る。
まず少年よ、そなたは今後宮殿兵として仕え、名を『龍緋(ロンヒ)』と名付けよう。」
龍緋と名付けられた少年は更に頭を下げた。
爽貴様は喜びのあまり龍緋に飛び付きそうだったが、王、毘禅様の前ではおしとやかにと言われ続けてきたが為に必死に我慢した。
「はっ!有り難き幸せ。
この御恩、命に変えてでもお返しいたします。」
龍緋も期待している。
彫雲が戻り龍緋という優秀な者が揃った所でだ、今後の為宮殿内の配置を考え直そうと思う。」
毘禅様は再び椅子に座り足を組んだ。
「これは皆の前で話しをしたほうが納得が行くだろう。
関与、各兵長に皆を第一会議室に呼ぶように伝えよ。
私も向かうようにする。」
関与は頭を下げた。
「御意。」
「爽貴と龍緋は私に着いて来なさい。」
「はい。」
関与は一礼し王室を出た。
毘禅様と爽貴様と龍緋は後から部屋を出た。
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