第40章
[30]
「見つけたときゃそりゃもう口も利けねえ程に弱っちまってたが、白猫の旦那達の介抱で随分と持ち直してきてるみてえだ。
今頃、意識もはっきりして奴らの逃げ先やら色々と新しい話を聞き出せているとこじゃあねえかな」
あの時、最後までレッドとともに残っていたエーフィが生きていたのなら、他の者達も、レッドだってまだどこかで生き延びているかもしれない。 胸の奥が微かな期待に熱く疼くのを感じる。
仮にもトレーナーの頂点と、そのポケモン達。共にした時間は僅かだったが、そう簡単にくたばるような奴らには見えなかった。
……生きていてもらわなければ困る。あやつは俺が認めた数少ない人間の一人。
返さなければならない大きな借りがある。
「おれっちが伝えられることはこれで終いでえ。後は不躾でわりいが電気ネズミの旦那達にもなるべく早くカントーまで出向いてもらって、直接見聞きしてもらいてえ」
「ああ、言われずともそのつもりだった。すぐにでも発つ準備をする。いいな?」
俺は配下達を、特にミミロップ達を確認するように見やる。ミミロップ達は決意したように表情を引き締め、頷きを返す。
「足の方は任せて下せえ。フローゼルどもにホエルオーを出す用意をさせやす」
言って、ドンカラスは下座にいる薄茶色の被毛をした鼬のようなポケモン達に目配する。
へいへい、とその中で最も体格の大きな一匹が面倒くさそうに返事をした。
「それにしても、自分達と瓜二つの敵とはまた厄介だなぁ……。もしも味方の振りして陣中に潜り込まれて寝首を掻かれでもしちゃたまんねえ。ここは一つ、合言葉か何かでも決めておいた方がいいかもしれやせんね」
「ふうむ、合言葉か……」
確かに俺達とそのコピーどもとは体表の模様などに若干の違いはあったが、本物と並んで見比べられるような状況でも無ければ見分けは中々難しいかもしれない。
コピーどもも紛れ込もうと思えば、そうした差異を卑劣に隠してくるだろう。用心して予め対策しておくに越したことは無い。
「深く考えねえでも、合言葉なんて適当なもんでいいんですぜ。例えば一人が”山”と言ったらもう一人は”川”と答えるとか。
まあ、こりゃあちこちで使われすぎてて、敵さんにもバレバレってもんですが。そうだな、何かいいのねえのか、オメぇら?」
[前n]
[次n]
[*]ボタンで前n
[#]ボタンで次n
[
←戻る
]
デコメ取り放題
ヒーリング
脳の訓練
空の写真
暇
J−POP
SNS
アイドル待受
巨乳動画
恋愛メーカー
夢占い
絶景
動画フル
さくら
レシピ
恋愛心理テスト
ペット
クール
フルムービー
普通度判定
おバカ待受
デコライン
QRコード
占い占い
ピンク先生
名前占い
お買い物
アイドル爆破ゲーム
メールポータル
GRAFFITI
萌えアニメ
ツンデレ
短縮URL
理想の彼氏
アイドルFLASH
常識検定
勇気のでる待受
成分解析
アートFlash
待受FLASH
チャット
雑学
HIPHOP
モテ期
顔デコポン
Flashゲーム
占い
wedding
レンタルランキング
顔文字
壁紙
アイコン
ランキング
写メ診断
検定
Flash時計屋
海のFlash
夜景
小説
たまチョビ
デカデコ
メール転送
JapanGirl
癒し待受
姫系×セレブ系
オンラインゲーム
グラビア
血液型占い
巨乳画像
おバカデコメ
爆笑
PROJECTZERO
ブログ
顔文字待受
魔法の恋愛テクニック
四字熟語
OL専門動画
紙芝居
モテカワ
アート待受
アダルトゲーム
オリジナルdesign待受
絵文字デコメ
Japangirl
野球拳
アイドル伝説
漢字
萌えボイス
小悪魔
診断
花の待受
恋に効く待受
就活
動画天国
理想の娘
Copyright(C)2007-
PROJECT ZERO
co.,ltd. All Rights Reserved.